2010年04月27日

泣いてるの、私? 「クドわふたー」のオープニング




色々と話題になっている、クドわふたーのオープニングムービーです。

視聴して出てきた感想は、表題のとおり。勿論、悲しい意味で。


いやね、ロリ声もクドも好きですよ?大好きですよ?でも、過ぎたるは及ばざるがごとしって、ちょっとは考えませんか?

ただ、誰でも開始3秒で感じる「無理しすぎだろ」「よせ、その声で歌は無理だ!」と言った感想は、実は副次的だったりします。

最大の問題は、「クドリャフカというキャラも、リトルバスターズ!という作品も、こんな風に使い捨てて良いような、どうでも良い代物ではないはず」と言う事です。


リトルバスターズ!は、素晴らしい友情物語でした。しかし、以前書いたとおり、その完成度の裏返しとしてリトルバスターズ!として過ごす日常の描写は抜け落ちており、補完できれば更なる作品世界の完成がもたらされるはずでした。
しかし、クドと二人っきり、つまり「甘々の恋愛物」として本作が発表された段階で、これはご破算になりました。公開されたオープニングムービーは、正にこの既定路線を忠実になぞる物で、リトルバスターズ!の補完としては、微塵も期待できません。
サブキャラのセリフ「ろけっとはちーむぷれい」と言う言葉が、皮肉か自虐にしか聞こえないのが素敵です。


そしてクドリャフカは、あの閉じた世界の中で、あえて主人公の手を借りず現世での心残りに立ち向かうと言う、もっとも「強い」キャラクターでした。見た目がロリで声もロリ、あえて言うなら胸もロリ(押し入れに隠れるCGを見た時、純粋に絵師が描き忘れたんじゃないかと思いましたよ。男女以前に大胸筋と肋骨の無い異星生物かと)ですが、それはあくまでも見た目の話なのです。

宇宙工学を修め、訓練も受け、ただ語学能力の欠陥(尾状核の異常?)によって宇宙への道を断たれた、なんかの先進プログラムメンバー。幼少時、元ソ連宇宙庁の技術者だった祖父に連れられて世界を放浪していたり、エリート飛行士の母との確執があったりと、未だ語られない「重い」ネタにも事欠きません。「重い」と言う事は、リトルバスターズの出番もあると言う事で、この点でも甘々恋愛アドヴェンチャーで使い捨てるのは勿体ないのです。

幼児と一緒にペットボトルロケット抱えてる場合か!夏休みで宇宙だったら、「なつのロケット」か「夏のロケット」、最低でも「ロケットの夏」を見せて下さいよ!

そもそもですね、エクスタシーの追加テキストで判明したように、クドリャフカの心残りは、「理樹と一緒に修学旅行に行きたいと思って帰国を拒否し、母が人生を賭した宇宙計画の悲惨な結末を、テレビで見ている事しかできなかった事」なんですよ。例え修学旅行の事故がなかったとしても、のんきに恋人と二人で夏休みとしゃれ込んでていいんですかね?そこまでパラレルワールドで「なかった事」にしてしまうなら、それは既にリトルバスターズ!ではないわけで。

いや本当、宇宙ネタをやるならやるで、夏休みをイチャイチャで使い潰しちゃ話にならないじゃないですか。
少なくとも私は、理樹といちゃついてるだけの彼女ではなく、本編で出てきた宇宙工学関連書籍を引っ張り出して、夢に向かって再度歩み始める彼女をこそ見たいですよ?



と言うか、なんか以下のような場面が頭の中にちらつきました。私の感じている感情は、ただの精神障害だと思いますが。

「お呼びでしょうか、閣下」
「あー、君ね。今度、広報部に回ってもらうから」
「は……?あの、閣下。自分は高度な訓練を受けた宇宙機乗りであります。そのような……失礼ながら華やかな後方部署に配属されても、お役には立ちかねるかと」
「あ~ん?何言ってるの。今時宇宙機とか、そんな時代遅れの物いらないんだよ。君の居た部隊も解散させるし、時代は軍縮だよガハハハハ」
「いえ、お国の決定ですから軍縮はけっこうかと思いますが、自分は……」
「だ~か~ら~、もうそんな時代じゃないの。君に乗ってもらう機材とかないから。とっととその見苦しい船内服投げ捨てて、広報課で化粧して貰ってきなさい。あんな出来損ないの操縦なんかより、その可愛さの方が遙かに役に立つよ。それじゃ!」
「……」




勿論、現在の紹介が「CROSS†CHANNEL」ばりのブラフで、蓋を開けてみたらもの凄い代物が出てきたりしたら、180度手の平を返して絶賛するわけですが。

まあ、何だかかんだ言っても買っちゃうんだろうなあ、と言うのが、何とも言えない気持ちの最たる物かもしれません。



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