2010年07月01日
けいおん!! 第2期 第13話 「残暑見舞い!」感想
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けいおん!!(第2期)
他の各話の感想はこちら
今週もけいおん!!の時間となりました。これで13話。1クール終わり、折り返し地点となる回ですね。
冒頭。梓は前回から日焼けしたまま。まだら剥けになっていないところを見ると、楽しく遊んで過ごしているようです。
受験生の先輩達に気を使ってメールを打っている辺り、できた後輩ですね。下級生組は、約一名除いてしっかりしてます。
まあ、このメールの段階で、先輩の中に、気を使う必要のない人がいるのは一目瞭然ですが。勉強してる人、メール打たない……
この写メ付きメールを読んで「勉強忙しいんだなあ」と言える梓の天然ぶりは、是非今後も貫いていただきたい!
梓の返信は「高校生活最後の夏、悔いの無いよう頑張って下さい」。ですが、そう言うのが遙か昔に終わった人間からすると、一浪しても勉強なんかしないで色々やったほうが、高校生活最後の夏に「悔い」が無いような気がします。まあ、何やってても、結局楽しかった気はしますが。(喉元過ぎれば)
ところで、この後のホラーまがいなのか良く解らない夢ネタは、珍しく外してましたね。意図も良く解らないし、どうしたんでしょう?
学校でのパートも少し消化不良。憂が覗き込んだ調査票は伏線でしょうか?このシーンの梓の独白、「もし他に部員が居れば私も……」も、ちょっと意図を測りかねたり。
素直に取れば、「他に部員が居れば、先輩達が実質抜けた後も活動できたのに」と言う事でしょう。ですが、それを即座に憂が気を効かせて映画に誘ってしまいます。ここは、二秒位引っ張って、積み残された問題である、新人勧誘問題へと繋げるべきだったんじゃないかと。
このままだと、四人組卒業後憂や純に加わって貰っても、結局軽音部は消滅必至ですし。
まあ、「そして(部室に)誰もいなくなった」と言うラストも、終わらせることを前提とした日常物と言う本作として相応しい切なさに満ちた物になるでしょうが……
それにしても、全く怖そうに見えないこの映画…… 元ネタはチャイルド・プレイ
でまあ、以後夢オチ連発で尺が稼がれるのですが、正直今回はどうかと。
無理に軽音部メンバーを夢で出す位なら、5話のように下級生組をじっくり描き込んで欲しかった所です。
サービスシーンは豊富ですが、全話がすごく良かっただけに、息抜き回の感が強くなります。(それが悪いわけではないのですが)
しっかし、涼しそうですよねー!
北海道は連日暑い日が続いておりまして、東京と違ってクーラーが常備されていない分、かなり辛かったりします。
どうでも良い話ですが……
閑話休題、そんな中今回も最後の生活を満喫するムギさんの、楽しそうなこと。ここのクルクル動く表情とか、萌えと言うより全力で微笑ましくて、こちらまで笑顔になります。
一方で、過ぎゆく季節に、終わる生活に眉を曇らせる梓。うん、やっぱり今期は後半で引き締まりますね。まあ、今回の前半がややアレだった反動もあるでしょうが。
人混みで唯に取り残され、花火が終わった空には星。結局はぐれたまま友人達とたどる家路に伸びる影法師。ややバタバタしながらも、(それだけに?)描くべき事を詰め込んだ印章です。
「私、もうすぐ一人になっちゃうんだ」そして、ずっと仄めかされていた事実を梓は最後に言葉にして確認し、折り返し地点の〆とするわけです。
前半はちょっと残念感じでしたが、今週もやはりいい話でした。
今期の演出法は、毎回同じ事を違う方法で示す事で、「終わり」への道程を刻む事。そこを外さない限り何をやっても良いという意味で、作り手としても色々試せる場になっているのかもしれませんね。
さて、来週は夏期講習。受験・進路と言う一大関門と、和を絡めた話になりそうです。過去数回は唯の幼なじみ、そして生徒会長という立場が前面に出ていましたが、今回は優等生としての顔を強調してくるのでしょうか?なんだかんだ言って唯の面倒を見続けている彼女がどう言う進路を選んで、その上で唯にどう言う言葉をかけるのか、今から楽しみです。
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Posted by snow-wind at 22:00│Comments(0)
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