2010年07月13日

クドわふたー 感想その1

クドわふたー 初回限定版
クドわふたー


なんだかんだ言って、発売一週間以内には購入したんですよ。ヨドバシで品切れだったから、割高承知でソフマップで買ったんですよ……

でも、今までかかって数時間しか進んでいない時点で、全てを察していただきたく……


と言うわけで、一応感想です。いつもどおり、ここまでの印象を一言で。

「色ボケてるんじゃねえ、小娘。お前のミッションは、そんなちんけな幸せを掴むことだったのか?」


まあ、悪いのは私です。
ファンディスクなどと言う物は、「道のど真ん中に置かれたクレイモア地雷」みたいな物。中古屋で捨て値のを拾ってくるならともかく、発売日近辺での購入など自殺願望そのものなわけで。
しかし、やはり、こう言う内容を見せられると、とてもとても悲しくなります。

まず、冒頭から。

強引ってレベルじゃねえぞ!!

一文でまとめると、「部屋が浸水したからクドと同棲する」ですが、ほとんど何が起きたか解らないうちに進みます。
そもそも、理樹が「クドを」選ぶ理由が、まるで描かれていないわけです。鈴は?小毬は?美魚は?と言うか、いきなり同棲をOKするからには、積み重ねてきた物がなければおかしいわけで。
最初からクライマックスと言いますか、やはりこちらとしては男どもと騒ぎ回り、特定の誰かと深い関係になるには段階を踏んだ後だった、本編理樹のイメージがあるわけです。初っ端からラブラブだと、気持ちがついていきません。

同じ強引さならせめて、「やむを得ず一緒の部屋に済むことになった」くらいの所から始めて欲しかった所。
思わず「さすがにそれはちょっと」とか言う選択肢が、出てこない物かと思ってしまいました。出ていたら、間違いなく選んでいたところです。バッドエンド上等!

こうなると、初期状態で理樹ラブなクドは別人に見えてきて、迷い無く委員長の佳奈多の方に親しみを感じてしまうと言う本末転倒。

と言うか、例によって事前情報をほぼシャットダウンしていたせいで、「二人が恋人同士である」と言う設定に、しばらく読み進めてはじめて気づいたり。あー、リトバスのメンバーが二人を置いて帰省したのは、そう言う……
って、それ典型的なサークル崩壊じゃないですか!絆ズタズタじゃないですか!!二人の時間が優先なのは当然ですが、当然だからこそ友情物と恋愛物は水と油。何だこれ、「リトルバスターズ!」を自己否定してるのか?

そして、事前に公開されていたムービーにあったとおり、メインはペットボトルロケット。いや、あの……

クドリャフカは、工学エリートの元コスモナーフト候補です。それが、所詮はオモチャでしかない、ペットボトルロケットで満足して良いのでしょうか?ツィオルコフスキーの言葉まで引用しておいて、出て来るのがこれではがっかりです。夏休みでしょう?時間が自由でしょう?母との和解(と言うか、和解以前に仲違いがなかった事になっていることに唖然。キャラ崩壊ってレベルじゃありません)やプログラムへの再参加、最低でも海外の大学が行っている短期集中コースへの出席とか、死ぬほど選択肢はあるのです。



確かに、こう言うのは楽しいんです。経験に照らしてニヤニヤできます。(ちなみに、この安全規定に定められたアナウンスは、人の多い公園とかでやると滅茶苦茶恥ずかしいので注意。まあ、それがまた面白かったりもしますが!)
でも、クドは、もっともっと高みへ行ける人間なわけで。
彼女が「マイルハイ」を目指しているというのが、今作の情けなさを端的に表していますね。クド、お前は、最低でも50マイルズを越えられるだろう?
もし今作が、リトルバスターズ!のメンバーが手を取り合い、その総力を結集してロケットを作り上げて打上を目指す話なら(それってなんて言うロケットの……いや、夏のロケット?と言う話は置いておいて)私は諸手を挙げて絶賛したでしょう。趣味の問題もありますが、そちらの方が、はるかに「クドリャフカ」の物語として正道だったはずです。

一方、もう一つの主題、理樹の進学問題は、正直リトルバスターズ!でやるべき事かなあ?と言う感が強いです。
結局の所、プレーヤーが一番リトルバスターズ!に望む幻想は、あの素晴らしい仲間達がずっと一緒にいること。そしてそれは、進学も就職も死が皆を分かつまで変わらない物で有ると信じられる代物です。だから、それを前提にすれば理樹が進学に悩む意味は余りなく(一番大切な物は変わらない、と言うのが世界観の前提)、悩んでいる時点で「リトルバスターズ!」としてはどこか間違っているわけです。

そしてまあ、やっぱりエロシーンは嬉しくないというか……
元々エロゲにエロは必要ない(ONEとかまいたちの夜は、私の目には同じジャンルの作品と映っていました)と思う側の人間なのですが、ちっとも楽しくない上に、シナリオ的にもデッドウェイト。
本当、このエロゲファンディスクと言う、企画そのものの誰得ぶりとしては、Angel Beats!をしのぐと思います。

こうなると、色々入っている小ネタが、浮いてしまって悲しくなってきます。
犬の名前がおおすみ。解りやすいですが、お前らが飛ばしてるのは所詮PET……って、上手いこと言ったつもりか?
「チーム獅子号の栄光」とか、宇宙関連作品のネタも入ってるんですが、あの作品(本BLOG内の感想はこちら)は宇宙開発や挫折者の哀しさと希望を織り交ぜた作品で、これまた落差が際だってしまいます。

そう言うわけで、正直読み進めるのが辛くて仕方ないのですが、大好きなリトルバスターズ!へのお礼と思って、最後まではやって見たいと思います。



当BLOG内のリトバス関係のエントリーはこちら
その他のKey関係エントリーはこちら





同じカテゴリー(ゲーム)の記事画像
黄昏のシンセミア 感想5 いろはルートと朱音ルート
黄昏のシンセミア 感想4 翔子ルート
黄昏のシンセミア 感想3  美里先生ルート
黄昏のシンセミア 感想2 妹ルート
黄昏のシンセミア 感想1
sugar + spice! 感想
同じカテゴリー(ゲーム)の記事
 「GUILD 02」 各作品の感想 (2013-04-01 22:01)
 一長一短/NINTENDO 3DS 「GUILD 02」 全体の感想 (2013-04-01 22:00)
 ようこそ停滞の中世へ! 「CRUSADER KINGS II」 感想 (2013-03-15 22:00)
 傑作のなり損ない『ROUTE DOUBLE』感想 (2013-02-22 22:00)
 和製ゲームの悪い癖/バイオハザード6 感想1 (2012-10-05 22:00)
 たまには当たる未来予想/ドラゴンクエストXとカイシャクエスト (2012-09-15 22:00)

この記事へのコメント
検索から来ました
理樹が「クドを」選ぶ理由
確かにわかりません
意味不明です。

ペットボトルロケットもレベル低すぎですね。。。
Posted by 資格マニア at 2010年07月28日 13:03
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。