2010年08月05日

わたしたちの同盟 永続的パートナーシップ

在日米軍が、なかなか面白い物を配ってまして。

わたしたちの同盟 永続的パートナーシップ


とりあえず、プロパガンダ文書として非常に良くできていることは確かです。萌え系とか言われていますが、どちらかというと学研の教養系漫画のノリです。日本文化への理解がないとできないノリなので、さすがと言うべきでしょう。
また、最低線を基準に打つ大量配布型のプロパガンダは、戦略的意義とかそう言う話をしてもしょうがないわけで、解りやすく主張をまとめた手腕はお見事。欲を言えば(?)、円グラフは外して順位箇条書きとかでもっとビジュアルにするべきかと思いますが。

でまあ、勿論技術・発想としてのできの良さと、内容のアレさは話が別なわけで。

とりあえず、「馬鹿なのか馬鹿にしてんのかどっちだよ!?」と言うフレーズが、頭の中でぐるぐる回った、と言う事は書いてもいいかなと思います。まあ、プロパガンダである以上、巧者もとい後者なわけですけど。でも、フォート・バクナーの説明で在日米軍が黒電話を耳に当ててるのは、幾ら何でもブラックジョークが過ぎると思いますが……

あとですねえ、「わたしたちの国を守ると言う事」って、「お前らの国」=米国だろ!と突っ込みたくなったり。在日米軍が作った冊子で「わたしたちの」とか書かれると、さすがに眉をひそめたくなります。この「国」は、どう見ても単数形ですし。ブラック・プロパガンダじゃないでしょう、これ?
と言うか、「在日米軍」が日本の憲法解釈に口出すな!と言うのは、さすがに然るべき地位の人間が突っ込むべきポイントでしょう。憲法をどう解釈し運用するかは国民・主権者の権利いの一番で、それが例え多数派の見解に一致していたとしても、外国のしかも軍隊が口を出すなど絶対に許されないことです。(逆方向で、北朝鮮辺りから「自衛隊は憲法違反だから解体せよ」とか言われたら、どう感じるか考えてみると良いでしょう)

あとまあ、「考え方を共有してます」に至っては、何というか…… まるで、他の国は「自由」や「民主主義」や「人権」を重んじていないかのような言いぐさ。っていうか、日本国において、「自由」と並んでもっともポピュラーなキャッチフレーズである、「平等」と「平和」が抜けているのが、もう最高ですね!


とまあ、できが良くて感心すると同時に、もの凄く唾を吐きたい気分になる代物。
私辺りはプロパガンダの想定ターゲットと外れるので当然なんですが、「あんまりイエロー・モンキー馬鹿にすんなよ毛唐」とか、ヘイトスピーチの一発もぶちたくなってしまいます。


まあ、これに予算つけて大量配布ができる予算のダダ余り組織の柔軟性には、見習うべきところが色々有るかと思いますが。
新聞やテレビには、読む前と後での印象変化とかをリサーチしてみて欲しい所ですね。そう言う効果検証を伴う批評は、「マス」メディアでなければできないわけですから。





タグ :社会漫画

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