2010年11月16日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない アニメ版 第7話 感想

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1


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操作ミスで、記事作成時間が狂っていたのを修正。


小説版の感想はこちら

2巻の内容は駆け足で過ぎ去り、アニメは3巻、携帯小説ネタへと移行します。2巻が今一3巻は良作という認識の私からすると、今回はかなり期待できるところ。



冒頭。この話で、ヒロインとしては株を上げる(ヒロイン候補への昇格)一方、その他全ての面で桐乃の咬ませ犬となって物語の肥やしとなる黒猫さんは、のっけから平常運転。ダメな子的意味で。
家帰って電気つけてこんなのが目の前に現れたら、迷わず110チョイスする所です。


あと、なぜかオープニングに桐乃イチオシの萌えキャラが追加されましたが、何故このタイミング?後、あんまりぬるぬる動いてません。
でもやっぱり、前に出てきたアニメ内アニメのシーンをオープニング背景で再利用していたり、予算をやりくりしつつの演出は上手いですね。日本アニメの面目躍如。勿論、金があってバンクもない作品が一番なんでしょうけど……


どうでも良いんですけど、三人組がだべってる秋葉のミスター・ドーナッツ、懐かしいです。食べ物屋が大量進出してくる前は、大体あそこで一休みしてました。あー、東京行きたい。


ところで、何故木曜の1315なんて言う時間に、学生達が家に帰っているのでしょう?祭日だったにしては、京介が制服で帰ってきてますし、謎です。
ま、黒猫の物まねというか、声優さんの熱演もとい声帯模写でどうでも良くなりますが。


それにしても、誉めて持ち上げてフォローして、主人公は今回も大車輪。そりゃモテるよなあ、と納得できる行動力です。いや、私こう言う奴の方が大好きですよ。ラノベでたまにある、見ていてむかつく/好感度上がる理由が見あたらないクソ野郎が主人公のハーレム物とか、携帯小説よりむかつくじゃないですか?

対して、素直にお礼言わずに「小説とは」みたいな事を語っちゃう黒猫さんは、悲しいまでにオタク。馬鹿、それじゃモテねえよ!(鏡に向かって)

ただ、ここで黒猫さんが語っている内容は、間抜けなBGMとは裏腹に3巻のテーマの一つでもあります。最底辺のサブカルチャー扱いされてきたラノベで、同じ立場にある携帯小説について書く時に、言及しなくてはならない点でもあります。この場合、初期のラノベを読んでいたオタク(メインカルチャーへのルサンチマンを抱え込んだエリート崩れ)と、携帯小説を喜んで読む層(そもそも本など読まずメインカルチャーに触れようとしない)の違いは、意味を持ちません。
その辺の相反性と相似性の狭間を示すのが、黒猫の同人誌と桐乃の携帯小説。そして、両者の行く道の違いが、社会での立ち位置と二人の悲しいまでの能力差を示すわけです。
お互いの作品に対する悪口「文章になっていない」と「自己満足」。どちらが社会的に”評価されないか”は、残念ながら自明なのですから。

まあ、3巻の感想で書いたことの繰り返しですが。



さて、Aパートのクライマックスである鑑賞会。女子二人に挟まれて、アニメの内容にどん引きしつつもガン見している京介に、シンクロ率が上がります。「これやばくね!?」とか言いながら喜んで何かを楽しむ姿を客観的に見ると、オタクもヤンキーもあんまり変わらないんですよね。いや、だからって後者とお近づきになりたいとは欠片も思わないわけですが。

この主題歌、黒猫の言う電波ソングは、ゲーム版のおまけに収録されるんでしょうかね?あるいは、単品でキャラソンカットか。
「隕石よりも巨大なパワー」って、位置エネルギー?それとも運動エネルギー?
とりあえず、通しで聞いて見たいところ。



後半で原作のとおり携帯小説執筆が始まりますが、桐乃の書く小説の題名は「妹☆星」(マイ☆スター)と「妹都市」(マイシティ)。原作だと「妹空」(まいそら)なんですが、ややこしい諸々を回避した模様。相手はベストセラーなんですから、むしろ茶化して問題無いと思うんですけどね。
それでも、原型留めぬわけではなく、「空 → ソラ → 宇宙 → 星」と言う連想なんでしょうね。
でも、シティハンターでおなじみのマイシティは、もう「ルミネ」になっちゃいましたよ。

あと、あの話の内容は、絶対携帯小説向けじゃない……


あとは、原作通りのクリスマス・デート。狂った「取材内容」もそのまま。
なんだかんだ言って、18,000円持ってきてる主人公は、やっぱり良いお兄ちゃん。リアル妹に出せる金は、学生時点では確かにその辺が限界。妙な現実味も付加されています。でも、主人公はちょっとグチグチ文句言いすぎな気も。基本的に原作通りなのですが、本気で嫌味を言っているような口調になってしまってるんですよね。


一方、返し技のこれは、切迫感がBGMで増量されていることもあって、中々に迫真。なるほど、映像だとこういう風になるわけですね。目から入る情報はとても強力。

同時に、地味子の空気読め無さというか、ナチュラルに京介のことを所有物と(悪気無く)思っているっぽい行動は、結構イラッと来たり。「クリスマスに用事がある」と言ってる相手にこの時間帯に電話すんですか、あんた?どう見ても行動確認です、本当にありがとうございました。
と言うか、原作が地味子ルートに落着するなら、ラスト近辺でこの辺の行動を正にそう言う風に説明して、「私を見て!」なセリフで迫ることになるんでしょうね。

ところで、スタッフ/原作者も、「取材」に行ったんでしょうかね。一人とかで……


さて、予想どおり今話は取材で終わり、次回が3巻本番の創作騒動へ。クライマックスを9話まで引っ張る可能性は有りますが、盛り上がっていくはずですが。
が、この副題は一体?原作では、アニメなど全く絡んできません。ここだけアニメオリジナル展開にするんでしょうか?出版ネタとしては結構ギリギリな線をついてましたが、アニメで変える理由はあまり見あたりません。
できればあそこは、原作通り行って欲しいのですが、とにかく来週を待つことにしましょう。



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