2010年12月12日

完全敗北;都条例、付帯決議のみで可決へ

都議会民主党議員の方のBLOGで、確定情報が出ました。

まさきブログ

表現規制を目的とする都の青少年健全育成条例改正案は、付帯決議をつけて原案のまま可決されることになりました。
今回の都条例を巡る争いは、反対派の完全敗北に終わったと言うことです。

結局、昨日から出ていた新聞報道は、正しかったことになります。

漫画規制、都条例成立へ…慎重運用を付帯決議(読売オンライン)

アニメフェアへの十社ボイコットのような、今後につながる流れを引き出せたのは大きいですが、会戦そのものが完敗であることに、何の変わりもありません。
「付帯決議」というのは、何の法的拘束力もない、単なる希望の表明に過ぎません。何も考えてない訳じゃないんです~と言う、お為ごかしのエクスキューズです。そもそも、その決議内容を「条文に書き込まない」段階で、「別に無視しても構いません」と言っているに等しいのです。

そして、原因は明白です。言いたくはありませんが、予想どおりでもあります。何故そうなるかは、樽井良和元議員の、以下のtweetで十分でしょう。


>都の条例に対し、議員の方は賛成か?反対か?明確で無い方が多数います。ただ、生々しい話、選挙に影響するという認識は保坂氏が落選した結果を受け、票として、軽く感じられています。わざわざ、日本がアドバンテージを持ってる産業を失速させるのか、しかも東京がと訴えれば、響く議員もいました。


参院選比例区で三万かそこらの票。それが、前回我々が提示できた「力」の全てです。
この数に比べれば、陳情の手紙や問題を訴えに行く訪問者の多寡など、ほとんど何の意味もありません。それは要するに、「少数派がうるさく騒いでいるだけ」と言う風にしか取られないからです。

だから、今後状況を押し返していくために、やるべき事は決まっています。少なくとも、最優先で行うべきで、しかも簡単にできることは一つです。

投票に、行く事です。

そして、規制に賛成した議員を、議会から叩き出すことです。自民でも、民主でもです。勿論、最後まで内部で反対論を唱えて戦ってくれた人達には、きちんと投票する必要があります。
マイケル・ムーアがアジ映画で叫んでいるとおり、権力者が一番恐れるのは「あなたの一票」です。

我々がキモがられるのは、趣味や性癖や愛好物がキモイからで、それは変えようがありません。いや、変えたらそれは要するに民族浄化の完了であり、敗北以外の何者でもありません。
しかし、侮られるのは、少数か、または投票にも行かない・投票行動にその怒りを反映させない、ヘタレだと思われているからです。

何度でも書きますが、民主主義国家で声なき声は声ではなく、先人達が血を吐いて勝ち取った最大の権力「投票権」を自分の権利を守るために行使しない者は、血を吐く羽目に陥って当然なのです。

石原は、再選されれば同じ事をさらにエスカレートさせていくでしょうし、都民主党も、同じ構成であれば同じ対応を続けると言う事です。


これ以上書くと、見苦しい罵詈雑言にしかならないので、今日はここまで。関連エントリーで何度も書いたことの繰り返しになりますし。
ただ、今回の結果は、政治的に極めて当然の流れであり、その原因を取り除かない限り同じ事は繰り返されます。これを、教訓にしなければならない。それだけは確かなのです。



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この記事へのコメント
Snowさんの怒りはごもっともですが、もう一つ別の要素を忘れています
「今回の改正案、当のエロマンガ家・エロゲークリエイターたちが事実上ノーリアクションで、『暗黙の同意』を与えてしまった」ことです
(ブログや自作あとがきで何をほざこうが、表に出て言わなければ無意味です)

…「外野はガタガタ騒いでるが、当事者が文句ないんだから、通して無問題じゃね?」
そういう見方をされても、当然でしょう

親に見せられない、実名素顔で出せないものは、いつか叩かれ潰されて当然でした
にもかかわらず、彼らは表現の自由に漫然とあぐらをかいてそういう作品を乱発し、表現の自由そのものを危機にさらしたのです
叩かれるのが嫌なら(SNOWさんはお嫌いでしょうが)路線変更をすべきでしたし、それが嫌なら抗議運動の一つもすべきでした
しかし、彼らは抗議運動をカタギの先輩たちにやらせ、自分たちは一度太田出版の署名に形ばかり協力しただけで、今回は何もせずにそういう作品を乱発し続けた、今でもしているのです
これを自己責任といわずして、何と言うのでしょう

…戦いはまだ続くのかもしれませんが、彼ら自身が戦う姿勢を見せない、戦わなかった落とし前をつけない限り、たぶん無駄でしょう
少なくとも、私は協力する気になれません
Posted by 通りすがり at 2010年12月14日 19:58
こんな主張もあります。
映像メディアと偶像崇拝の論理
ttp://pathfind.motion.ne.jp/200308.htm
視覚メディアの社会的悪影響を防ぐための基本原理
ttp://pathfind.motion.ne.jp/200307-2.htm

・・・・・・上記の主張が正しいのであれば、元オタク達が現都知事達の対立候補への投票を始めるのは、“安住の地”が無くなってからの様な。
Posted by ヒルネスキー at 2010年12月15日 12:55
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