2011年04月12日

黄昏のシンセミア 感想5 いろはルートと朱音ルート

黄昏のシンセミア 通常版
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感想その5。残るは、銀子さんといろは(と、サブで朱音さんも入るのかな?)だけのはず。
とにかく最初の分岐で銀子さんを探し、この前喰らったバッドエンドも回避。

このシナリオは、当然ながら最初に出てきた怪物の正体探求がメイン。ただ、翔子ルートでほぼ話は見えているので、それがどこまでヱ補完されるかが注目点になります。
一方、シナリオライターが違うのか、文章技術にはおかしな点が多め。日付や場所、つまりシーンの変化時に適切な文章や演出を入れないせいで、時間経過や場面転換が見えなかったりぶつ切りになっていたりします。納期が近くて推敲が足りなかったか、慌てて削ったり足したりした後、通しの確認をせずに投入された感じ。
そもそも、このシナリオ以外でも、日付変更に伴う切り替わりが、真夜中に行われたり夜明けと共に行われたりそもそも演出がカットされたりと、一貫しないのが問題なのですが。



とりあえず、最初はサブルートの朱音さんをクリア。先生や沙智子ちゃんと同じく、それなりといった感じのシナリオ。一方で、主人公の言い訳を鼻で笑う妹の声が、凄く良かったと言う役得はありました。いろはも、やっぱりサブキャラとして活き活きと主人公にツッコミを入れてます。↑の画像のように。

後、それなりとは言っても、初々しいカップルの様子は凄く良く出ていて、なんて言うんですか?一言で言うと「死ねばいいのに(^o^)」でしょうか。
女性陣だけで繰り広げられる会話の幻想性(この辺りにリアリティを持ち込むと、それはそれで面白い物ができますが、ギャルゲーとしては相当凄まじいものが出力されてしまいます)を含めて、綺麗にまとめてあって好感触。ま、おまけシナリオですけどね。設定情報の追加もないし。


さて、朱音さんシナリオが終わったので、直前の選択肢に帰還。神社行きをチョイスし、いろはルートに入ります。やっとか!

で、このルートですが、意外なことに一番幸せな気持ちで進めていけます。と言うか、他のヒロイン達がサブキャラとして楽しく日常を演出するので、空間の居心地の良さが段違いです。
妹は口の悪い気さくな妹のままですし、翔子は可愛い親戚の女の子。銀子さんは言うまでもなく、やかましい沙智子やちょっとつつくと照れてグダグダになる美里先生も、また良し。平和な山村ホームステイ物として、プレーヤーが求める幸せな時間・優しい空間の提供という面では、他ルートを寄せ付けません。

まあ、普通に考えて、十数年ぶりに帰省した故郷でくっつくなら、幼馴染で地元神社の巫女である、いろは以上の適格者は居ません。むしろ、他のルートでの影が薄すぎるのです。
逆に、他ルートでは常に影が濃い翔子が、ここでは咬ませ犬にもならないアウトオブ眼中キャラで、背景で相手にされずに落ち込むコメディリリーフと化しているのが、可愛くて仕方なかったり。

そうそう。幼馴染ルートを活かして入る回想シーンで、妹が「うざったい妹」として描写されるのもいいですね。遊ぶ時に足手まといな年下の兄弟なんて、慕われていようが居まいが、子どもにとってはうざったい物。この辺の「今とは違う」視点を挿入することで、キャラが立体的に描写されてさらに活きてきます。

多面的と言えば、ここでやっと出てくる田舎の嫌らしさもそうでしょうか。あくまでもいろはの回想と言う形で言及されますが、田舎から人が逃げ出すのは、単純に便利さだけではないのです。どのルートでも無邪気に移住してこようとする主人公に、ちょっと落ち着けと危惧を抱くこともあったので、こう言う情報の提示は大切。

でまあ、その辺を上手いこと「覚悟を促す」程度の描写に抑え、シナリオは普通に終了。
で、このシナリオ内とクリア後のフラグメントで出た情報により、もう全ての謎は解けた気がするのは気のせいでしょうか?銀子さんの正体だけは幾つかパターンが考えられますが、根幹部分は丸裸。妹ルートをクリアした時に表示された別ルートの内容が、ちょっと想像が付かなかったり。

まともかく、残りは銀子さんルートのみ。終わりも見えてきました。
あと一息か。



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