2011年05月05日

アニメ版「シュタインズ・ゲート」 第5話 感想


STEINS;GATE Vol.3
STEINS;GATE Vol.3

↑DVD/Blu-rayの3巻、なんであんなに定価が高いのかと思ったら、三話収録なのですね。しかしそれだと、全26話として、2×2+3×7で、9巻で1話余る形になってしまいます。特典で番外を2話入れるのか、それとも最終巻を4話収録にするのか?
個人的には、容量が余っているのですから、1巻には4話収録して欲しい所。この作品に限らずね。


原作(ゲーム版)と前話までの感想はこちら

どうしても感想が遅れる、アニメ版「Steins;Gate」第五話、「電荷衝突のランデブー」です。


冒頭。例によって、ひぐらしの鳴き声響く路地裏という、ちょっと変わった「秋葉原」の描写を背景に、憎悪の視線をクリスに注ぐ鈴羽。張るべき伏線が多すぎて、制作者も大変ですよね。
この詰め込みすぎ感はつまり、前期に放映していたLEVEL E(感想はこちら)みたいに、伏線や整合性を吹っ飛ばす愛のないアニメ化と違って、誠実に作られている証拠と言えるわけです。


ところで、IBN-5100を包んでいたこれ、預けられた年代的に石綿じゃないかと思うのですが……
この後の展開を考えると、平和な日常が続かなくて良かったのかもしれませんね。あのまま時間が続いていたら、全員中皮腫一直線。


閑話休題、まゆりの「人質」関連の話は、表情と動きがついてとても儚げで良い雰囲気に。アニメ化の甲斐があったという物です。オカリンの、仮面が取れて気の抜けたような反応も、今後を知っていると泣き笑いになりそう。


一方、電気街ならではの風景も、やはりノスタルジーを基調にした描写になっています。その後の、自販機の灯り差す路地裏や道に書かれた通学路の表記、浴衣姿が散見される花火大会への描写もそう。ここにおいて、電気街は面白おかしく取り上げられる特殊な町ではなく、日本の風景・日常に溶け込んだ、現実の生活空間として演出されるわけです。


と、日常描写を徹底的に連ねた後、深夜のラボで明かされるCERNの陰謀。


ずっとモニター画面を映さずに会話が続くのは、勿論省力化なわけですが、その後見せるファイルの表紙 → 衝撃映像のコンボで、上手く盛り上げています。


そして、朝日に灼かれ、最も非現実的な風景となった秋葉を見下ろす屋上で、宣言される非日常への離脱宣言。
しかし、この時の岡部の「いつもの」高笑いは、彼がこれを日常の延長と見なしていることを示すのです。従って、この後数話続くはずの「すこし・ふしぎ」の方のSF展開を予想しては居ても、その後の破局は見ていない。決定的な一歩を踏み出すための描写として、とても良く構成されていると思います。

さて、ここから大転換まで何話かけどう描写するかで、中だるみしてしまうかどうかが決まるでしょう。少し不安を感じつつも、来週を待ちたいと思います。




その他、「Steins;Gate」関係のエントリーはこちら






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この記事へのコメント
業界は都条例騒動があったのにぜんぜん規制反対活動をやらないとか
マジで狂ってる。自分達の出版物で規制反対を訴えたり規制反対運動をしてるボランティア団体に活動資金を提供したりとかやろうと思えばできるだろうに。
Posted by やあぼ at 2011年05月06日 10:54
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