2011年06月15日

アニメ版「シュタインズ・ゲート」 第11話 感想

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原作(ゲーム版)と前話までの感想はこちら

何でも、大転換は12話なんですって?原作をプレイした頃があると油断していたら、見事にネタバレを食らいました。興味をつなぎ止めるためというのは解るのですが、雑誌インタビューとかでの情報リークは、ほどほどにしてもらいたい物です。
と言うわけで、大転換はお預けだった、Steins;Gateの第11話「時空境界のドグマ」です。


冒頭は、一応原作通りの鈴羽による色仕掛け(?)から実験決行へ。
とは言え、これが何のための実験かは不明。実はここ、原作とは因果関係が食い違っています。原作では、巨大ブラウン管TVがDメール成功の鍵と推定して強行した作戦だったのですが、こちらでは作戦の結果判明することに。
まあ、この辺は話のつじつまを合わせるためのトンデモ理論連発部分なので、厳密に因果関係を再現しなくて良いと言う事でしょう。おかげで、前話から話が繋がってないけどな!


何せ、この話で一番トンデモな部分(タイムマシンより凄いぜ?)の、電話で記憶を過去へと飛ばす、と言うもの凄い話が直後に来ますんで。
記憶を読めるというトンデモは、勿論問題ではありません。「それが可能になった世界」ですから。しかし、記憶の書き込みについては、何も触れられていないんですよね。
と言うか、その技術が可能なら、タイムリープ以前に「いやそれ、もっと凄いことに使えるだろ」と言うツッコミを余儀なくされるわけです。
この辺、原作はゲームならではの疾走感で押し切るのですが、毎週間が開くアニメでは、ちょっと苦しい設定の仕方。まあ、来週までもたせれば、みんなそんな事はどうでも良くなるでしょうから、このタイミングで出してくるのは上手い構成ですが。

で、話の方は、とりあえずそれが可能か否かの話は置いておいて、それをやるかやらないかでやんわりとプレッシャーをかける描写で伏線構築。まゆりの「寂しいな」と言うセリフは、後半へのターニングポイントです。


でまあ、色々と描写の機会を逸した感のある萌郁は、もうどうしようもないですよね。原作からして、ヒロインになれないのが当然のキャラでしたし。ドラマCDの内容を組み込んでもらえれば少しは化けたかもしれませんが、ま所詮萌郁ですし。


一方、ここから出番が増えるキャラ達も、「変わる前」の姿をアピールアピール。ここまで時間を使った以上、今更急いでも仕方ない。むしろ描写をもっと追加して、一番の転換点を盛り上げようという意図でしょう。

その後、ちゃんと「約束」をさせた上で、イベントへ向けた準備は万端。


ところで、この土壇場で原作にも居ないキャラを画面に出す意図は?


シリアスを盛り上げたいのかギャグにしたいのか解らない、シャワーシーンへの流れも。


このラストカットなんて、今まで積み上げてきたノスタルジー描写を少し歪ませ、秋葉の光景を異質な物として見せようとしているのは解ります。しかし、どうも今回描写は空回り気味。
この感想が、先を知っている私のヤキモキする心情が反映された物なのか、純粋に描写が拙いのかは区別が付きませんが、とにかく盛り上がったんだか盛り上がってないんだか解らないまま次週へ。

どっちにしろ、来週以降ジェットコースターが動き出せば、どうでも良くなる事を期待しましょう。
そう、何はともあれ来週ですよ。
と言うわけで、また来週。




その他、「Steins;Gate」関係のエントリーはこちら






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この記事へのコメント
>何でも、大転換は12話なんですって?原作をプレイした頃があると油断していたら、見事にネタバレを食らいました
原作プレイ済みなんですよね?だったらネタバレも何も既に予想が付いていたと思うんですが・・・未プレイ者に関してはそもそもバレ以前に興味持ってもらわないと視聴者減ってしまいますし、ある程度はしょうがないと思いますけどね。あれぐらいの記述でネタバレと騒ぐ方が滑稽かと。内容については触れてませんし。

>記憶の書き込みについては
それも同様に「それが可能になった世界」でよろしいのでは?
あっちはOKでこっちはダメと分ける意図が分かりません。
無理やり難癖つけてるようにしか見えないというか。

>ドラマCDの内容を組み込んでもらえれば少しは化けたかもしれませんが
あのドラマCDはαやβと違って完全なIF物ですから本編に組み込んだら話が破綻しちゃうんですけどね。

>シリアスを盛り上げたいのかギャグにしたいのか解らない、シャワーシーンへの流れ
全て12話へ向けての布石でしょう。シリアスと思わせて色気で安心させといて12話のあのシーン突入で威力倍増の流れでしょうどう見ても。

>この感想が、先を知っている私のヤキモキする心情が反映された物なのか、純粋に描写が拙いのかは区別が付きませんが
どう見ても前者でしょうね。アニメの方が原作よりも優れた描写も多々ありますが全て原作が至上と決め付けてレビューなされているようなので全部ガン無視されてますし。原作原理主義も結構ですがもう少し色眼鏡を外して作品を鑑賞される事をお勧めしますよ。
Posted by aaa at 2011年06月16日 14:14
原作既プレイ者にとって、どの展開が何話に来るかと言う情報以上に、重大なネタバレはないんですけど?
ある程度しょうがないなんて事は、そもそもエントリー内で触れてますよね。

記憶の書き込みについても、単なる読み取り(それも作中描写では、デコードできてない生データ)とは全く違いますよ。想像力働かせましょうよ。
緩急をつけて次回へ、と言う流れにしても、機能してないと感じたからこう書いているわけでね。

原作とアニメの描写の違いなんて、+-両面を散々触れて来てるわけで、色眼鏡だの原作至上主義だの言われても困りますわ。
Posted by snow-windsnow-wind at 2011年06月16日 19:13
うーん
私も原作プレイ組ですけど
このレビューはちょっと偏見というかバイアスかけすぎじゃないですかね。
海外の人の反応を見るとわかりますけど、
かなり丁寧に原作を見据えてTVアニメーションという媒体に再構成してくれていると思いますよ

まぁ好きすぎるからそうなってるということもあるでしょうが
私も記憶を無くしてからもう一度見たいと思いますからねぇ
Posted by sky at 2011年06月20日 12:16
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