2011年08月23日

次作と言うよりリメイク 「デビルサバイバー2 」感想

デビルサバイバー2
デビルサバイバー2


デビルサバイバー2は、もう幾つ出ているか解らない女神転生の外伝シリーズの最新作、「デビルサバイバー」の続編です。と言っても、シナリオ的なつながりは皆無。システム的には、女神転生のSLG版だった魔神転生シリーズの系譜に連なると言えるでしょう。

発売直後から少しずつ進め、1週クリア+2週目クリア寸前まで進めたので、感想を。ちなみに2週目は、魔人アリスの反吐が出るような強さ(システム的なインチキ技山盛りで、攻略が萎えるパターン)に辟易して、止まっています。


さて今回のシナリオは、突然の大地震でインフラが壊滅した東京(後、他の都市も舞台として登場)で、悪魔の力を手に入れた主人公が仲間や仲魔と共に8日間を戦い抜く、という内容。
一行動30分の原則や会話無しにオークションで悪魔を購入するなど、基本システムは前作と何も変わりません。

つまり、プレイしている時の印象は前作と全く変わらず、シナリオを入れ替えただけのお手軽続編商品です。元々グラフィックの大部分が、同じDSの「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」(当BLOGの感想はこちら:1,2)からの使い回しと言う事もあって、新鮮さという物を全く感じない代物になっています。

また、通常のLAW/CHAOSルート選択に当たる物が、「実力主義」「平等主義」「現状維持」「世界再構築」と言う分かれ方なのですが、これがちょっと拙いというか幼稚な印象。特に、LAWルートを二つに分けたような実力主義と平等主義が、抽象論のみの上に単語の選択が極端に幼く、白けてしまいました。

ただ、この辺の比較的低年齢層向けの作品は、女神転生外伝シリーズのお家芸。古くはifやペルソナ、デビルチルドレンなど、成功も失敗も取り混ぜて多く存在します。ですから、今更ATLUSは変わった、などと言うのはお門違いでしょう。開発費節約モードの仕様にしても、昨今のショッパイ業界事情を思えば、完全版商法よりは余程良心的でもあるわけですし。

実際、そう言う簡易さ・解りやすさと一体の物として、システムの解りやすさや親切さは、きちんと指摘する必要があるでしょう。クリアボーナスの条件明示とか、システム的なインチキ(隠された情報)がほとんどない事とか。勿論、上で書いたとおり、魔人アリスに関しては隠しボスにしても酷すぎて、放り出す事になったわけですが。

特に、スキル継承と固有スキルの兼ね合いに絞った感のある合体の、手軽さ・面白さはとても良くできていて、女神転生シリーズの入口として、十二分に機能するのではないでしょうか。
キャラクターも、「子ども向け」まで行かないギリギリの線で低年齢層にアピールしようとしていたり、苦労の跡が見えます。

ただし、子ども対策なのかも知れませんけど、冒頭に著作権警告がぶち込まれているのは、本気でイラッと来るのでやめていただきたい。カメラ男を見る度に映画への期待が一気に失速するのと同様、商品価値下げてるわけですよ。大体、なんで金払った正規ユーザーの私が、こんな物を読ませられにゃならんのかと。
期待して買ったユーザーは、どんな風に楽しませてくれるのかとワクワクして電源入れるんですよ。なのに最初に見せられるのがあれで、良い気分になると思ってるんですか?

大体、違法ユーザーが、あんなもん読んで「じゃあ止めよう」と思うとでも?知らなかったという言い訳を封じるとか言う話も聞きますが、最初から法律は不知を許さないから関係ないでしょう?
くちはぼったいようですが、こちとら、マジコンに手を出す事もなく斜陽産業に年間多額の金銭を突っ込み続けてる優良顧客なわけで、いい加減にして欲しいもんです。

閑話休題、1回クリアするまでの大体26時間、値段分はしっかりと楽しめました。DSも技術的に開発されきって、ハードの歴史からすれば、この辺からむしろ、後々まで名を残す名作が出現してくるのではないでしょうか?

それにしても、割と手堅いSRPGまですっかり主戦場は携帯機ですねえ。これからスマートフォンが普及していけば、ゲーム専用機は駆逐されざるを得ない。かと言って、据え置き機も、ゲーマーの高齢化によって駆逐されざるを得ない……
どうするんですかねえ。結局コンピュータゲームは、携帯情報端末のおまけアプリと化し、サブカルチャーのメインストリーム(ってのも、おかしな言い回しですが)からは外れていくのでしょうか?
据え置き機を代替するとすれば、デスクトップパソコンと言う事になるのでしょうが、日本の市場は既に壊滅済。とりあえず、海外産パソコンゲームは最後まで残りそうですが、人生少なく見積もって残り40年以上、存在が保たれるとは思えなくなってきています。



当BLOG内の、その他ゲーム関係のエントリーはこちら






同じカテゴリー(ゲーム)の記事画像
黄昏のシンセミア 感想5 いろはルートと朱音ルート
黄昏のシンセミア 感想4 翔子ルート
黄昏のシンセミア 感想3  美里先生ルート
黄昏のシンセミア 感想2 妹ルート
黄昏のシンセミア 感想1
sugar + spice! 感想
同じカテゴリー(ゲーム)の記事
 「GUILD 02」 各作品の感想 (2013-04-01 22:01)
 一長一短/NINTENDO 3DS 「GUILD 02」 全体の感想 (2013-04-01 22:00)
 ようこそ停滞の中世へ! 「CRUSADER KINGS II」 感想 (2013-03-15 22:00)
 傑作のなり損ない『ROUTE DOUBLE』感想 (2013-02-22 22:00)
 和製ゲームの悪い癖/バイオハザード6 感想1 (2012-10-05 22:00)
 たまには当たる未来予想/ドラゴンクエストXとカイシャクエスト (2012-09-15 22:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。