2011年10月17日

機動戦士ガンダムAGE 第02話 感想


機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】(初回限定生産) [Blu-ray]
機動戦士ガンダムAGE 第1巻 (初回限定生産) [Blu-ray]

↑やっと発売予定にならんだDVD/Blu-rayは、定価・実売共に普通の作品より2~3割ほど安くなっています。やはり、マスを相手にできる作品は違いますね。
ただ、キッズアニメとしての側面を強く出しているのですから、1巻辺りの収録話数は4話にしておくべきではなかったかと思うのですが。子どもにねだられても、全26巻並べられる家はどれだけあるでしょう?


第2話「AGEの力」



さて、前回コロニーに穴が開いたところで終わっていたわけですが、今回冒頭はそれがどれくらい「やばい」のかの説明から。
問題が空気の漏出ではなく、回転制御システムの破綻によるねじれ崩壊というのは、今までにないパターン。興味深い話です。恐らく、外壁損壊によって質量に不均衡が生じ、モーメントが各所でずれると言う事なのでしょうが……
回転制御システムが動作していないというセリフもありましたし、むしろUEはそこをピンポイントで狙った?

とにかく、意識的にファーストをなぞっていた第一話に引き続き、新造戦艦を避難船にして住民脱出、と言うシナリオラインを提示します。
ところで、脱出艇が100人乗りで間に合わないって言いますが、戦艦は何人乗れるんでしょうね?元々オニール型コロニー(島3号)は、あのサイズで1000万人暮らすことを想定しています。ファーストからずっと語られる宇宙移民人口を考えると、実際その規模でも足りない位なのですが……

などと思っていたら、詳しいCGつきで脱出艇プラン提示!これは素晴らしいですね。軸を脱出艇に使って、外壁はパージ。減速時の問題等が山積するのは目に見えていますが、緊急避難としては恐ろしく合理的です。環境系が独立してるとか言ってるし。
良いですねえ、子ども向けに解りやすくSFしています。

そして、前回不満だった「あの世界の歴史・設定」については、今回から冒頭ナレーションが開始。個人的には最初にこう言うのを入れる方が好みなのですが(原作の銀英伝とか、冒頭が一番ワクワクしませんでしたか?)1話はあくまでキャラ等の紹介と割り切って、2話から舞台を広げるこの方法も、悪くありません。


一方、漏出する空気の表現が、あからさまに真空中「ではない」描写なのには、突っ込みたい気分がウズウズと。漏出した空気は、慣性に従って空間内を等速直線運動していくんだよ!間違っても、あんな風に派手に斜めにならないよ!
勿論、アニメにそこまで求めるのは酷ですから、一般的な評価には全然絡まないでしょうけどね。でも、私的には00最大の見せ場だった軌道エレベータの崩壊シーンとか、リアルな物理描写を格好良く描いてもらえると、テンションが跳ね上がるわけで。


さて、今回暴走するのは、ロリピンクことエミリーさん。前回に引き続き、無理解な大人よりも、無思慮な子どもを演出してしまっている感があります。
ただ、直後にディーバの艦長が割とクズだと解るのと、前回から登場していたトラウマ持ちの軍人が「非常時」を盾に大暴走してくれるので、結果オーライでかなり印象が良くなっていますね。


新造艦の艦橋デザインは、これまたファースト準拠。


今回最も重要であろうこの新登場キャラ「ユリン」は、初対面時の演出からして、ヒロインになりそうです。ああ、やっぱり幼なじみは当て馬なのか……
ガンダムを見て逃げたところを見ると、UEの中の人と同族じゃないかと考えられますが、さて。3世代かけて物語を展開するなら、そう簡単にUEの正体を明かしてしまうわけにはいかないでしょうし。


ニュータイプらしき片鱗とか見せていますしね。

この後の戦闘シーンも、「AGEシステムって何なの?」とか、ちゃんと解りやすく説明していたり、良い意味で子ども向けに丁寧に作られています。こう言う部分こそ、キッズアニメ(寄り作品)の面目躍如。
ああ言うの、大事ですよ。ちゃんと視聴者の疑問を代弁するキャラを用意し、適切に必要な情報を提示する。本来何より大切な、画面を挟んだキャッチボールです。
そう言うのをわざとらしいと言って排除していけば、「訳の解らないのが味」みたいな言い訳が横行する、ポスト・エヴァ(別名俺エヴァ)作品の数々のような、ひどい代物が出来上がってしまうのですから。


この辺の描写とか、無駄にメカメカしくて男の子心をくすぐってくれます。
ところで、自己進化する兵器が味方の切り札となると、恐らく後半の展開は自己進化兵器同士の無限戦争でしょうか。21世紀のSFトレンドも押さえていますね。

で、今回は初の真っ当な戦闘勝利から謎の敵接近へとつなぐ、セオリーどおりの上手い引き。
1話目は色々不安を感じましたが、今回で十分楽しんでいけるものと判断しました。この調子で加速していけば、かなり良いところまで行くんじゃないでしょうか?


エンディングで背中合わせに手をつなぐ、妙に大人びた二人。オープニングよりむしろ、こっちの雰囲気が好きですね。今回の描写だとエミリーはヒロイン脱落の気配がありますが、さてどうなるか。

とにかく、続きを楽しみに待ちたいと思います。



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