2011年10月22日

輪るピングドラム 第15話 感想

輪るピングドラム 5 (Blu-ray Disc)
輪るピングドラム 5 (Blu-ray Disc)


前話までの感想はこちら

ラストへ向けた展開が見えそうで見えない輪るピングドラム、その第15話です。


第15話「世界を救う者」



オープニングが面白いタイミングで変わり、またしてもからかうような仄めかしで視聴者を引っ張り回します。勿論、それを前に右往左往するのが楽しい作品なので、ご褒美以外の何者でもありません。


一人別方向に走り消える冠葉とか、前期OPでは真ん中で寝ていた陽毬が気色悪いクマのぬいぐるみに変わっているとか、不安を煽る芸が決まっています。この辺の気持ち悪さは、まどか☆マギカ序盤で、「さあここから引っ繰り返すぜ?」と言う悪意がにじんでいた、あの雰囲気を思い出させます。


そういやリンゴさんは前回大ピンチだったなあ、などとのんきに思い出す羽目になったのは、晶馬の熱海旅行のインパクトが酷すぎたためでしょう。ご都合主義と豪快に突っ込みたい一方、テーマが「運命」だからこれで良いのかもしれないという、妙な納得感が。
ところで、晶馬は彼に対しては切れないんですね。彼も又、事情を知った上で、普通に付き合ってくれてる友人じゃないですか。


なお、こう言うエロい話を一般放送に突っ込む場合、ギャグにすると言うのは最も有効な手段ですよね。幼い日に、ルパンダイブやシティハンターのもっこりを、ゲラゲラ笑いながら家族の横で見ていた事を思い出します。思えば、下品だと顔はしかめても、視聴を禁止しなかった家族は良い教育者でした。「どうかと思う」と言う趣旨の事は、何度も言われましたが。


で、ここでも2号が邪魔に入るんですが、本当にこいつは偶然なんですかね?


そして、オウム事件モドキとは異なり、作品世界が現実とは決定的にずれていることを示す、謎のタワーの登場。って言うか、タワー……?
見えている部分だけで数百メートルは下らなそうですし、あの世界は何かが決定的に現実とずれている可能性があります。少なくとも、あのオーバーテクノロジータワーが、あり得た世界なわけですから。こうなると、主人公達が、ペンギン帽に宇宙人と名乗られてあっさり信じた辺りに、胡散臭さを感じてしまいます。


それにしても、この作品の親は、人格障害ばっかですねえ。


閑話休題、桃果とゆりの過去エピソードで、本当にあの日記が(あるいはその創出者である桃果が)超常の物体である可能性がどんどん高まります。そして、だとするならば、ひょっとしてあのテロの意味さえ変わってくるかもしれません。
つまり、運命を乗り換えられるはずの桃果があの事件で死んだという不自然さから、あれは桃果を、運命操作者を狙った物ではないかという見方も、決してあり得ない話では無くなるのです。
あるいは、桃果が行使した力の反動なのか、それとも演出上のブラフか?


一方、今まで最高に力の入ったアクションシーンが、まさかの組み合わせで展開。
いやあ、凄いですよ。だって、水着VS裸バスタオルとか言う対戦カードなのに、全く性的に嬉しくない!

さあ、各キャラクターの行動原理と、それに付随する運命の解釈が、出そろってきました。あとは、あの怪しすぎて逆を疑う余地のある、謎医者の設定くらいでしょうか?
どうあれ、これから話が如何様に展開するかはまだまだ未知数で、早く次を見たくてたまりません。



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