2011年11月16日

なかなかの完成度 EU3 ディバイン・ウィンド 感想

ヨーロッパユニバーサリスIIIディヴァイン・ウインド【完全日本語版】
ヨーロッパユニバーサリスIIIディヴァイン・ウインド【完全日本語版】


VICTORIA2は英語版に買い換えた物の、HttTまでの蓄積があるヨーロッパユニバーサリス3は、おいそれと切り替えるわけにはいきません。何より、やっぱりフレーバーテキストが日本語で読めると言う利点は、得がたい物がありますので。

と言うわけで、結局今年ももっとも長くプレイしたゲームになりそうなEU3の、最新拡張です。
VICTORIA2で懲りたのか、サイバーフロントは発売と同時に本国と同じパッチをリリース。サポートの心意気を見せてくれました。

さて、今回の変更点をまとめておきましょう。

1,建物
今まで金のみだったのが、政務官を消費するようになりました。代わりに、政務官を消費してイベントで作っていた設備(道路網とか運河とか)が、全て「建物」カテゴリに統合。州情報画面で何を建造済かも解りやすく表示されるようになり、より内政が合理的に面白くなりました。
つまりは政務官の価値は更に上がったのですが、影響圏保持によるボーナスや高レベル建物のボーナスで、大国でも小国でもかなり高水準でバランスがまとめられている印象です。

2,グラフィック
より綺麗になりました。おかげで少し重くなっていますが、セーブ時以外は問題ありません。
また、本国版であったセーブデータ増量バグは取り去られているのでご安心を。

3,遊牧民国家
ティムールや各ハン国は、国境を接した国と常時戦争状態に置かれます。しかも、痛み分けや領土奪取は不可能。領土を奪う場合占領地に「入植」を行う必要があり、逆に一定期間占領されていると領土が強制的に奪取されます。休戦条約は、敗北を認める/認めさせる、5年間賠償金支払い/支払わせるのみ。
実はこのシステムは今回の癌です。見てのとおり、遊牧国家と接している国は、一方的に不利になります。確かに、上手くやればBBRを上げずに領土拡張が可能ですが、所詮遊牧国家の保有する土地はクズばかり。そもそも、1399年時点で飛ぶ鳥落とす勢いのティムールに接している各国など、常在戦場を仕掛けられたら16世紀まで生き延びられません。おかげで、オスマンの衰退速度が大変なことに。と言うか、安全な西欧各国がますます有利になってしまい、どうにも面白くありません。

4,日本と中国
日本は、大名による分割統治になりました。ただし、対外戦争は常に共同で戦い、単独講和は発生しません。
一方中国は、三つの派閥(寺社・官僚・宦官)のどれが勢力を握っているかで出来ることが変わります。
日本については、相手にした時のうざさが異常。何しろ、京都一州の「日本」に対してしか宣戦布告できないので、大名がこっちのコア州を占領している場合でも、理由無し宣戦をせざるを得なくなります。これ、バグじゃないのかなあ?
中国は、三つの派閥どれもが、ほとんど何も出来ません。寺社は宣戦布告、官僚は建物建造、宦官は入植が行える、と言えば聞こえが良いですが、それ以外の派閥では、上記ができないのです!ちなみに、寺社は宣戦布告はできますが、保有可能兵力が60%オフとかになるので、こいつ等が実権握った瞬間国家デフォルトの危機一直線。ゲームになりません。


とまあ、こんな感じ。インターフェイスや情報の可視性などは全般的に向上していて、痒いところに手が届く感じが嬉しいです。過剰拡大や通行税など、今まで条件はファイルを見るしかなかった物が一覧画面で表示され、どこまで達成されているか見られるとか、地味な変化が嬉しいです。
ただ、遊牧国家の仕様が上記の通り問題なため、東欧~中央アジアでやったりすると理不尽な目に遭うことが多くなりますね。あ、明は自分でやると悲惨なのですが、周辺国でやると「手を出したら洒落にならない痛い目を見るが、自分からは動かない眠れる獅子」として君臨しているため、かなりそれっぽく遊べます。ま、大体16世紀辺りに大反乱で崩壊して、満州に食われてますけどね。崩壊する時に、あの豊かな州をどれだけふんだくれるかが、アジア国家プレイ時の醍醐味になってます。


あ、そうそう。やはりバグは多いです。代表的なのだと、日本のステーツ及び日本その物が全て「文化無し」になってしまうと言う事。(プレイに支障はありません。日本語版のみ)もう一つが、オートセーブをロードすると、本来3個確保されるオートセーブが1個しか確保されなくなる(対処法は、ロードする時はオートセーブをコピーし、適当な名前を付けて使用する。全世界共通)と言う奴でしょうか?あとは、オートセーブ時(と言うか、データ上書き時)に、数%程度の確率でフリーズするというのが致命的な気がします。


と言うわけで私は今日も、「憎きカスティリヤをぶん殴るべく艦隊編制を目指すも、しつこく突っかかってくる遊牧民を東方に追いかけていたら、結局いつもどおりオスマン帝国モドキの領土になってしまった大ワラキア帝国」を使って、苦しい戦いを続けています。俺のアルバニア返せよ~!
あと、キプチャクをほぼ単独併呑してしまったポーランドが、シベリアまで打通する勢いで伸びまくっており、とてもじゃないですがトランシルヴァニアを渡してくれないため、ルーマニア化(ディバイン・ウィンドで追加された国家変体イベント)は無理そうです。


とにかく皆さん、良い中世ヨーロッパライフを。




その他Paradox(制作会社)関係の記事はこちら






同じカテゴリー(ゲーム)の記事画像
黄昏のシンセミア 感想5 いろはルートと朱音ルート
黄昏のシンセミア 感想4 翔子ルート
黄昏のシンセミア 感想3  美里先生ルート
黄昏のシンセミア 感想2 妹ルート
黄昏のシンセミア 感想1
sugar + spice! 感想
同じカテゴリー(ゲーム)の記事
 「GUILD 02」 各作品の感想 (2013-04-01 22:01)
 一長一短/NINTENDO 3DS 「GUILD 02」 全体の感想 (2013-04-01 22:00)
 ようこそ停滞の中世へ! 「CRUSADER KINGS II」 感想 (2013-03-15 22:00)
 傑作のなり損ない『ROUTE DOUBLE』感想 (2013-02-22 22:00)
 和製ゲームの悪い癖/バイオハザード6 感想1 (2012-10-05 22:00)
 たまには当たる未来予想/ドラゴンクエストXとカイシャクエスト (2012-09-15 22:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。