2011年12月06日

機動戦士ガンダムAGE 第09話 感想



機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】(初回限定生産) [Blu-ray]
機動戦士ガンダムAGE 第1巻 (初回限定生産) [Blu-ray]


戦闘シーンは悪くない物の、お話に関しては、制作者がどこを楽しんで欲しいのか・何を楽しいと思って作っているのかサッパリわからない、ガンダムAGEの第9話です。


第9話「秘密のモビルスーツ」



冒頭。出所不明のモビルスーツ(って言うか、私物かあれ!?)を戦艦に積み込んで説明も不要と言う、潔すぎる展開。
やっぱりこれ、「軍隊」と「戦争」と言う設定を、オミットすべきだったんですよ。せめて、Vガンダムみたいなゲリラ組織の話にしておけば、だいぶマシになったはず。
一応あとから違法だとか言ってますが、取って付けたってレベルじゃありません。

って言うか、MSが鍛冶屋で作れる世界観で、携帯とかは完全に現代ってのがなあ…… 一話の学校内の描写でも思いましたが、未来である意味すらないんじゃないですか、これ。小物・ギミックは、「未来」を演出する重要な小道具で、SFアニメの魅力その物なのに。
ハロだって、ファーストにおける役割はそう言う事だったのに。


この期に及んで媒体が紙かよ!と言うのも含めて。


で、後半はラピュタを彷彿とさせる無人機大暴れ。展開自体は悪くないのですが、ここでもまた「仲間が死ぬ直前にフリット介入」というパターンを繰り返してくれるのは、ええと…… ギャグ?
王道展開とはいえ、一話に2回か3回のペースで濫発されては、馬鹿にしてんのかとも言いたくなってきます。


一方の戦闘シーンは、丸腰出撃で全く絵にならない内容。唯一気持ちよく見れるシーンなのですから、もう少し見せ方を考えて欲しい所。多分、変化を付けようとして滑ったんだと思いますが。
シーンと言えば、工房の気密が破れるシーンでエフェクトが一切かからなかったのは驚愕しました。固定バーすら掴まずに、真横でエミリー達が避難中なのに。その直後に真空の存在を強調するシーンまであるのに。

ところで、あの世界のMSは、そもそもレーダーを積んでないみたいですね。誘導弾が使われて場面も今まで全くありませんし、ミノフスキー粒子の存在を不要にするための、強引な世界設定でしょうか?


で、UE要塞攻略戦という解りやすい話に行くのかと思っていたのですが、武器商人の暗躍という地味な方向に進む模様。どうせ複雑な話を編み上げる力量(あるいはやる気)はないのですから、派手にドンパチやるだけの展開に絞ればいいのに。

何より問題なのは、グルーデック艦長の私怨に周囲のメンバーが同調するだけの材料を、これまで作品が提供できていない事です。フリットが協力するのも所詮私怨。オペレーターは、多分単なる好意。
詰まるところ、「ディーバの一員」と言える絆も、守るべき世界の危機も、まともに描けていないのですから。ファーストで、オープニング映像でジオンの残虐を、そして続く展開で安全な場所などどこにもない事を示し、あざとく動機を見せつけた作劇に、何故学べなかったのでしょう?

次回は純粋なドンパチ話みたいですが、コロニーで徴兵した連中の機体は、UEに歯どころか甘噛みもできないような代物でしたよね。その辺どう理屈を付けるのか、疑り深い目で冷たい視線を送るような楽しみ方しか、出来なくなりつつあります。




当BLOG内の、その他ガンダム関係のエントリーはこちら
当BLOG内の、その他アニメ関係のエントリーはこちら





同じカテゴリー(アニメ・映像系)の記事画像
「HELLSING X 上映イベント」に行って来ました
アニメ PSYCHO-PASS #06 「狂王子の帰還」 感想
アニメ版「リトルバスターズ!」 第6話感想
アニメ PSYCHO-PASS #05 「誰も知らないあなたの顔」 感想
アニメ PSYCHO-PASS #04 「誰も知らないあなたの仮面」 感想
アニメ版「リトルバスターズ!」 第5話感想
同じカテゴリー(アニメ・映像系)の記事
 意志決定の機会を与えられない物語『この世界の片隅に』 感想 (2016-12-07 00:00)
 「作家性」とは歪さと見つけたり/『君の名は。』感想 (2016-09-08 00:00)
 面白いのが一番!『ゴーストバスターズ』リメイク版 感想 (2016-09-02 01:00)
 素晴らしい、そして欠点だらけの怪作 『シン・ゴジラ』感想 (2016-08-04 00:00)
 これはダメな映画では? 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想 (2015-07-10 00:00)
 酷いなこりゃ 映画版Steins;Gate 『負荷領域のデジャブ』 感想 (2013-05-02 00:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。