2012年01月10日

機動戦士ガンダムAGE 第12話 感想





機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】(初回限定生産) [Blu-ray]
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業務と付き合いとコミケが重なる年末年始の忙しさにかまけて、つい視聴が後回しになっていましたが、とりあえず12話の感想です。
ちなみに、帰省時に旧交を温めた某企業社員によると、AGEの在庫は本当に洒落にならない事になっているそうで。好調な戦隊物の黒字を大きく食って倉庫と帳簿の癌と化しているという話に、そりゃそうだよなあ、と納得せざるを得ませんでした。


第12話「反逆者たちの船出」



とりあえず、三週間ぶりに視聴を再開して最初の気持ちは「ええと、なんでこいつ等こんな無茶に付き合うんだろう?」。
今まで、連邦やその構成国・人民が腐っているという描写は幾らでも出てきました。でもUEは、単なる害獣程度の描き方でしたよね。私怨で凝り固まっている艦長と血気盛んなガキである主人公は良いのですが、他のクルーが地位も命も全てを投げ打って協力する理由は、特に見えてきません。


↑一見無重量圏を表現したように見せて、思い切り不適切なSF描写。
重力圏下での運用を含むなら、艦底部側にカタパルトを設置する必要があります。そして、もしそうでないのなら、ロール運動時の事を考えて、艦中心軸から見て外側にカタパルトを設置しなくてはなりません。そうでないと、ロール運動中にカタパルトを使おうとすると、機体が浮き上がる方向に遠心力が働いてしまいます。

直後の艦制圧方法(カタパルト前面に艦載機を浮かべてどうします?艦載機銃に撃ち落とされますよ)と合わせて、どうにも描写が中途半端。閃光弾を使った奇襲とかも、頭脳戦を気取ったりせずに勢いで押し切る戦闘描写内でやれば、普通に映えたはずなのですが。


それより何より問題なのは、ディーバ主砲と連邦正規艦隊との連携砲撃ですら全く傷つかない、UE艦隊の描写でしょう。こいつら、これから敵の本拠地の乗り込むんですよね?威力偵察ならともかく、彼らが勝てると思っている理由が、サッパリ全く理解できないのですが。

全三世代予定で、今回の作戦が失敗するのは作劇上は自明。ですが、そんな舞台の外の事情はどうでも良い話。ちゃんと「勝ち目がある」と言う描写をした上で敗北してくれないと、物語は文字通りの茶番劇になってしまいます。


とりあえず、ユリンさんがあんな目やこんな目に遭う薄い本はそれなりに出るのかなあ、などと思ったり。って言うか、そんな益体もない内容の本くらいしか、見てみたいと思う作品が想像できませんでね。
そろそろ持っている同人誌が類型400冊に達しそうな昨年の最高作(感想こちら)と違って、埋めたいと思う空白も解釈も愛着も、全く見られませんので。






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