2012年01月14日

あれ?普通に面白い?「魔装機神II」 感想1


スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD

↑これが今回レビューしている奴ですが、
↓I・IIセットも売られています。ちなみに、IはDSで出ていたリメイク版(うちの感想はこちら)を更にリメイクしたようですが、数値バランス等がII準拠かは不明。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神I&II
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神I&II


さて、DS版をボロクソにけなして買うつもりはなかった魔装機神IIですが、店頭に並んでいるのを見ると、耐えられませんでした。だって、あの頃あんなに待ち焦がれ、結局でないと諦め絶望した魔装機神の続編が、目の前にあるんですよ?「また、会えたね」って感じですよ。
と言うわけで、両足失う覚悟で地雷源に踏み込む勇気を発揮し、購入してしまいました。

そして、その結果が表題の感想です。

ただ、決して手放しで誉められる名作/良作ではありません。読み込みは大幅に改善された物の、(DS版と遜色なく、むしろ早い)インターフェイスが劣悪。特にセーブ関連は、○ボタンと×ボタンを交互に押させる訳の解らない仕様で、旗挙げゲームをやっている気分になってきます。インターミッションでデータ管理を選ぶとデフォルトでカーソルが「ロード」に合っていたり、技能付け替え表画面でキャラ一覧から付けている技能が確認できない(何故か機体のデータで管理されている)とか、かなり酷いです。

しかし、戦闘バランスやマップがシステムを活かす形で再構成されていて、普通にSLGとして楽しめるようになっています。この辺、ライブレードと魔装機神の悪いところを直して、中間に落とし込んだ感じです。
特に、「とりあえず気力を上げて必殺技連発」が効かなくなっている一方、必殺技自体は一撃必殺級になっていて、とても「ロボット物」らしいバランスになっているのは好感触。出撃数を絞る事によるセルフバランス調整も効きやすく、実に「遊べる」内容になっています。

ただ、プラーナが絶望的に不足するため、後半に入るとバランスが破綻するんじゃないかという不安は拭えないのですが。レベル上昇に伴うプラーナ増加が少なすぎて、このままだと終盤になってやっと最上級必殺技(乱舞の太刀とか)を一回撃てるかどうかになってしまいそう。
まあこれは、必殺技を正に「必殺技」として機能させるためのギミックなのでしょう。

実際問題、移動力や攻撃力のバランスなどかなりしっかり練り込まれており、「ゲーム」として真摯に作られているので悪口は言えないです。これ、一番手間暇かかるのに、ちゃんとプレイするまで評価されないポイントで、昨今おろそかにされるのがデフォルトのパーツ。多分、ファンが買ってくれるのを前提に、見た目ではない部分を作り込んだのでしょうね。
と言うか、IIは冒頭からキャラ紹介も一切無く、ファン以外完全に置いてけぼりの進行になってますので、間違いないかと思います。

さて、話は面白いのですが、何というか「夢の跡」的な物が色々と垣間見えて切なくなる場面が多いですね。ライブレードII(今も残る公式ページはこちら)の残骸から再利用されたと思しき設定・CGとか、「15年前には最先端の格好良さだった」キャラ絵とか。カットインなんかが結構挟まるのですが、いや、その、辛いんです。あれなら、α外伝のCGを基に描き直してくれた方が素直に萌えたり燃えたりできたと思います。

シナリオ的にも、地上人召喚事件のあとラ・ギアス人のプラーナが上昇しているという設定があるのに、階級制民主主義が金科玉条のままだったりとかは、気になりましたね。あれは王族の基盤(プラーナが高い人間が貴重だからこその貴族制・階級制)を突き崩す設定なので、てっきり続編で過激派達に「理」が生まれてしまうと言う展開を書くための伏線だと15年前に思ってましたから。

まあそれはきっと15年間の間に構想転換があったのでしょうが、他の点でも15年の歳月が余りにも残酷で……
かつて肩を並べて戦ったはずの仲間達は、当時を変わらない姿と心。でもこちらはしっかり15年分歳を取り、パーティ内に年上がいねえ!とか叫ぶ羽目になるわけです。ウェインディさんじゅっさいはアリかどうか議論していた15年前の俺よ、心配するな。お前が待ち望む続編が出るころには、どうせ余裕で年下だからな!

ハァ……

ところで、何かプレシア13才(でもCGはSFC版から変わらず)と言う信じられない数字が見えた気がしますが、そこはスルーして良いですよね?

と言うわけで、本作は、「ゲーム」以外の部分に問題(と言うか経年劣化)を抱えながら、驚くべき事に割と良作に仕上がっていました。
いやあ、俺屍なんかと違って、同じリメイクでもろくに予算を取れてないはずなんですよ。なのにこの内容。まだ捨てたもんじゃありませんね。

とりあえず今は、エンディングまでプレイしたときに、この感想が持続していることを祈りつつ、攻略を進めたいと思います。



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