2012年01月26日

輪廻のラグランジェ 1~3話 感想


輪廻のラグランジェ 1
輪廻のラグランジェ 1

やっとこさ時間ができまして、遅まきながら輪廻のラグランジェを視聴開始しました。
選定理由は、ナデシコが好きだったからです。丁度先日読んだパチンコがアニメだらけになった理由(わけ)(取材拒否が滅茶苦茶多い中、唯一全面的に取材を受けていたのがXEBEC)で久しぶりにナデシコの画像を見てその古さに驚愕した、と言う不安材料はあった物の、古い物が古いのは仕方ない訳で。

第一話「ようこそ、鴨川へ!」


とはいえ、その印象を引きずったか、オープニング時点では余り良い感じを受けません。冒頭の水着は、凄く健康的で明るくて良い雰囲気だったのですが、10年前のアイドルみたいなスーツと、同じく十数年前のヴァーチャロンを格好悪くしたようなデザインのロボットに、やや引き気味。まあ、エステバリスだって最初は格好悪く見えたし、ネルガルの制服って当時としても野暮ったかった気もするので、とりあえず保留ですが。


実は、例によって期待作は最低限しか情報を入れてなかった(要は、「よし、見よう」と思った時点で情報をカットした)ので、世界観がよく解りません。建築などは現代~近未来的に見える(ロボもあるし)一方、映研はテープで映画を撮り、主人公達は携帯電話を持っていない。
WEBページを見ても今一判然としないので、これは単なる未来じゃないと言う事なんでしょうかね。

なお、舞台が女子校なのは当世流行の設定ですが、かなりカラッとしていて淫靡な雰囲気はほぼ無し。(映研の部長くらい?)この辺のエロをやっても何故か健康的な方向性は、地元タイアップの影響でしょうか?いや、サービスシーン的な物はやたら多いんですけどね。


さてそんな、日常シーンはほぼ全て伏線に突っ込んで(主人公以外の人物とか、実質生徒会長以外全部モブ)ロボット物たるもの大事なのはやっぱり戦闘シーン。これが、実に良いですね。いや、ロボ以外が…… 護岸から顔を出すレーザー砲台、無理矢理既存技術に砲台を乗っけたような光学駆逐艦隊、そして主役機の戦闘機形態。レーザー駆逐艦のVLSが、ミサイルと見せかけて撃ちっぱなしの憤進砲ぽい挙動をしたりするのもグッド。
護岸にレーザー置いたら、波が高いときにバルチック艦隊の側砲状態になるだろうとか、あんな狙ってくれと言わんばかりの所に指揮司令所置くなとか、そう言う事は言っちゃダメだ。

さて、一話の段階で、敵の技術と味方ロボの技術がデザイン的に多分同根なのと、「執事さん」とやらと敵の中の人達が良く似てる、ってのが、制作側が視聴者におさえて置いて欲しいポイントでしょうか?

まあとりあえず、力が入っていることは解るのですが、一話だけでは何とも言えない状況。即座に2話に移ります。



第二話「鴨川スピリット」


とりあえず、「マルッ!」って言う決めゼリフはどうなの?
そして、敵も味方もロボットのことは「オービット」(軌道)と呼ぶんですね。
三体運動で相対位置が変わらないラグランジュ点が名前の由来として、敵と味方とあと一勢力あると言うことなんでしょうか?それとも、主人公機三機だからでしょうか?


姉ちゃんとボンクラ研究員コンビの解説ゼリフによると、あのロボットはオーパーツ。で、明らかに近未来の携帯電話も全員が振り回し始め、世界観は単純に未来で確定のようです。これに加えて自称宇宙人連中が喋ったところによると、やっているのは地球を舞台にした星間勢力の代理戦争。ただ、あの機体についてはかなり大きな意味がある、と言う事の模様。
と言うか、味方の宇宙人が軍事顧問団で、今やり合ってる相手は敵の先遣隊ですか。


オープニングで悪印象だったロボットは、動いていると結構見れるのですが、コスチュームはやっぱりひっでえなあ、と言う言葉しか出てきません。ランも、あの素っ頓狂な格好がなければ、かなり好みなのですが……


そのせいというか、ランは戦闘服姿だとだいぶマシになりますね。
でも結局コスチューム関連は、ストライク・ウィッチーズのように突き抜けるでも無く、滑っただけじゃないかと。


しかし、そう言う見た目の話よりもっと深刻なのが、このわずか二話目で出てくる長々としたモノローグモドキの会話シーンでしょう。主人公の内心吐露は、まだ巻き込まれたばかりのこの段階では、まるで心に響きません。戦闘ど真ん中で敵は何やってんの?と言うのも含めて。
このシーケンス、五話くらいまでとっておけば普通に盛り上がったと思うんですが。
勝手に盛り上がっている敵方も含めて、どうも展開が性急です。大丈夫なんでしょうか?



第三話「鴨川にランの花咲く」

で、三話に入るのですが、鴨川を守るという主人公の気持ちに説得力を持たせるなら、その前に友人や家族との関係を描いておかないと。1話でモブと戯れて以降日常パートが全くなかったせいで、主人公のセリフが恐ろしく説得力を欠いています。


しかも、それが星の運命というか、視聴者が知りたくてたまらない戦いの裏の話より重要、と啖呵を切られるわけで、見ているこっちはストレスがマッハ。前回の突然シンジ君状態と言い、「躁鬱病かこいつは」と言う気色の悪さしか感じられません。


何が嫌って、全編ギャグでやってるのに、主人公の行動原理が町に被害をどうこうとか、中途半端にシリアスを前提にしてる所です。って言うか、敵は主役機を追ってきてるだけなんだから、(これは前回司令から説明されてます)お前が町で戦わなければ被害は出ないっての!

どうにもこうにも、構成がまずい上に主人公がむかついて悪印象なのですが、これ面白くなるのでしょうか?
監督のセオリーどおり後半でシリアスにシフトチェンジすると化ける気はするのですが、ううむ……




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