2012年03月18日

オールナイトトークライブ「アニメ会はファンが少ない」 感想

ぎゃる☆がん(限定版) 予約特典 クリアしおり(4枚入り)付き
↑観に行った人なら解るでしょうが、こいつのアフィリエイトは貼らざるを得ないですよね。


さて、アニメ会の活動性低下と東京に戻るのも難しくなってきた関係で、一年ぶりのライブ鑑賞となりました。会場は、去年と同じ新宿ロフトプラスワン。今回は、ちょっと長目のレポートになります。
今年の題名は「アニメ会はファンが少ない」ですが、例によって北は青森・南は四国までと、多彩な客で満員御礼。後述しますが、女性ファンもかなり増えた印象です。これは、サンキュータツオさんが売れている影響でしょうか?

なお、食事の席で飲酒してから参加したため、今年はあんまり注文できず。ロフトプラスワンのシステム(飲食費の一部がイベント主催者にキックバックされる)的に、次回は胃をあけて出向こうと思ったり。

十分ほど開始が遅れてどうしたんだろうと思っていたところで、四人が入場。ただし、三平さんと比嘉さんはNEWラブプラス片手で、「あ、進めといて下さい」と言う掴みから。彼女会話は「昼下がりのOLのような怖さ」があるとかで、さすが邪悪なときメモは違うなあ、と思ったり。

ステージは大きく3パートに分かれており、まず最初は最近見たアニメの話、と言ういつものフリートークから。面白かったのですが、ライブが一年空いているので、この一年の総括でも良かったかな、と思ったり。今期はここ一年の中では比較的不作ですし。

続く第2パートが、各人のテーマ別発表。

まずは国井さんの笑点ならぬ「焦点」。去年一年間のアニメの中で、「ここは凄い!」と感じた無意味に細かい場面の指摘をする、と言う主旨。
つまりは、
国井「今の凄かったでしょ!?」
会場「え……?」
と言う流れの話芸。花咲くいろはで、空を横切る飛行機雲が過去と現在をつなぐシーンで、過去だとF4なのに現在だとF15になっているとか、アイマスで伊織が腕をおろすシーンで物理的に凄く正しい表現になっているとか、そう言う解説の面白さ。なお後者で、筋肉の制動が見られないという意味で、物理エンジンとしては正しくても解剖学的にはやや不自然かも、と細かさ返しを考えたのは、後述するオタクの張り合い根性という奴でしょう。

次がサンキュータツオさんによる、「中二病アプリケーション」と言うソフトウェア企画(架空)のプレゼン。要は、そのアプリを通すと普通のセリフや日常会話を、小粋な中二病メッセージに変換してくれる、と言う代物。
「自由っていいよね」

「雨の中、傘を差さずに踊る人間がいてもいい。自由とは、そういうことだ」
には、国井さん同様大爆笑しつつ超同意。格好良いよね!
ただ、セリフの元ネタはバラした方が二度面白かったんじゃないかという所と、アプリのプレゼンという外観は意味があったのかという疑問がありました。単にセリフを中二病変換して見るという企画なわけで、アプリの話にするならそれっぽいインターフェイス画面を用意するとか、一段面白くできたと思うのです。
ところで、まとめ部分の中二病DISり会とも言うべき特徴抽出(「自己顕示欲」とか、「関係ないところでうんちく自慢したがる」とか)は、当てはまりすぎて笑いながらアイタタタ。ま、オタクってそう言うもんです。

三人目は比嘉さんだったはずなのですが、持参した編集済DVDがプレーヤーに読み込まれず、三平^2が先に。
三平さんのネタは、去年もやった擬人化BL同人の解説。直接同人誌の中身を見せるのではなく、内容を「語り」にしてプレゼンするという形の物。お勧めのカップリングをプロジェクターに映し、メンバーが一つ、会場から三つの選択をして貰って語りに入ります。
最初が「土石流×土嚢」。元は一つの山の砂利だった二人が引き裂かれ、一人は人間に洗脳(袋詰め)されて土嚢となり、土石流の行く手に立ちはだかる、と言うシナリオ。元は同根とか、オチ(土石流が流れた先、混じり合った二人は豊かな土壌となり花を育む)も綺麗で見事な擬人化でした。BLじゃなくて男女にした方がオチが自然だったんじゃないの!?と言うのは、言っちゃダメなんですかね?
あと三平さん(あるいは同人の作者さん)、山を下ってきた石は角が取れて丸くなっているので、鋭くなる、は逆です…… 小学校の理科で習ったじゃないですか。
二つ目は、ノート×本。次の日捨てられる予定の本と、買われたばかりのノートが本棚で並んで語り合う、と言う内容の童話、ですねこれ。どこがBLか全く解らなかったのですが、話としては綺麗。でも、折角白いノートなのだから、本の内容を何らかの形で物理的に「残す」シナリオにしてこそ、擬人化の面目躍如では、とも思ったのです。
休憩を挟んで三つ目が「充電器×携帯電話」で、充電器が居なければ生きていけない体の携帯電話を、ドSの充電器が攻めるという説得力に脱帽。この辺、BLと言うのは何でもカップリングにできるので、百合妄想と言う一般性を余り持たない場所への飛躍を必要とする美少女的擬人化よりも、ネタを作りやすいわけですね。
最後が「食品サンプルのパフェ×同ざるそば」ですが、これは以前のライブでやった物なので割愛。

さて最後は問題の比嘉さんですが、DVDが再生できなかったので、直接お勧めのゲームをプレイしつつ紹介と言う形に。
で、それが↑にアフィリエイト貼り付けた「ぎゃるがん」。いや、ビックリしましたよ。ぎゃるがんが面白そうで。当然ゲーマーとしてあれの存在は知っていたのですが、あそこまで狂ってるとは思いませんでした。後、ゲーム画面を見る限り、バカですがちゃんとFPSとして機能してるみたいですし。札幌に戻り次第ヨドバシに駆け込むことを心に誓いました。関係者枠で参加していたかーずSPさんも、twitterで同じ事を書いていましたね。
しかし、比嘉さんは本当に相変わらずで、あれだけ美味しいネタを用意しながら、色々不徹底。三平さんが突っ込む中淡々とおにゃのこのエクスタシーを狙ってる辺りは良かったのですが、キャラ別プロフィール画面とか、芸が貫徹しません。ロリコンキャラで売っているんですから、ロリキャラだけ落とした回数をバカみたいに多くしたセーブデータくらい用意しておくとか、色々有るじゃないですか。何故か巨乳の先生をプッシュしようとしてやめてみたりとか、せめてネタの動線は確保して欲しい所。周囲のツッコミ込みだととても面白いのですが、それは果たして面白がっていい「ネタ」なのかという疑問が止まりません。


そして、最後の休憩後、トリの「萌え話」へ。メンバーが「自分と好きな二次元キャラ」の妄想をひたすら喋るというトークショウで、アニメ会ライブの華。なお、毎回割とどうでも良い扱いになる「今回のテーマ」は、「喧嘩」です。

トップバッターは三平さんで、お相手はエヴァのシンジ君。
多分、今まででもっとも聞いているのが心苦しい、あるいは居たたまれない気持ちになる、「三平さんとシンジ君の事後会話」を聞かされた後、「実はお酒の話でした」と言う叙述トリック。
前半の居たたまれない感じを、逆ギレ芸(ホモの話に聞こえたのは貴様等の脳が歪んでいるからだ!と言う奴)で昇華するのは良かったのですが、ネタの解説が長すぎてだれてしまった感じ。三平さんがたまにやる、「凝りすぎて振り切ってしまう」奴だと思います。
なお、三平さんがネタにしていた「10年前にここでやったライブの後、国井咲也にゲロかけられた」と言う話に引っかかって調べてみたものの、私がアニメ会を見始めたのは2005年7月なので良く解らず。関係ないけど、個人的な日記をチェックしてみたら、2005年頃って本田透と組んで一気に伸びてた頃で、ライブの頻度も凄かったんですねえ。

次の登壇はサンキュータツオで、三部構成。これもSS風味の会話劇で、「日常」のみおやゆっこと口げんかしつつ和む話と、ノーブラの姫にそれを気づかせようとして落とされまくる話と、博士を愛でる話。真ん中のは、「さあどうする?」とメンバーに問いかける形で、即席TRPGの趣。細かく落とす落研話芸は健在で、堅実さは相変わらず。

三番目が、比嘉さん……
内容は、失業中に、765プロのパチもんの756プロに拾われた比嘉さんが、何故か在籍していたかすみ(やよいの妹)を応援して、姉妹競演を実現させる話。
これだけ聞くとまとまった良い話ですが、勿論そんな事はなく、駄々漏れの欲望(小学生レベル)とショッパイ現実と変な浪花節が合わさって、訳のわからない物に仕上がっていました。途中からメンバーがツッコミを控えて「みんなで作り上げていきましょう」とか言い出したのが、どこまでネタか悩むレベル。
とりあえず、「僕はロリコンじゃありません」と言った舌の根も乾かない内に、「”この世界の”僕は小学生は対象外」と口走り、返す刀で「かすみちゃんの様子を見て、その時僕は初めて小学生の女子に興味を持ったんです!」と落とす手腕は、意図してやったなら鮮やかすぎると思います。
なお、オチはプールの上で水着相撲。そして、プールの中には水着だけ食い破るように調教されたピラニア。はい、欲望はとても良く理解できるのですが……
あの中学一年生のような純粋さとパワーは、上手くまとめればもっと面白くなるんですよ、絶対。実際、比嘉さんはポテンシャルとしては一番高いと思うのですが、どうなんでしょうね?
あ、いつものとおりプリキュアも出ました。脚本にして一行ですが。

そして大トリの国井さんは、例によって例の如し(これは誉め言葉)。
妻を化物鹿に殺されたと思い、鹿撃ちを生業としている国井さんが、ノーマンズランドとなった福島の放射能汚染地域で、誰かを守っているアンドロイド(日常の"なの")と出会い、小じゃれた会話劇を経て、博士を守りきる話。ビシビシ「決まる」セリフ群と、目の前に場面が浮かび上がってくる情景描写は相変わらず健在。これで締めないと、アニメ会ライブではありません。
ただ何というか、一面サンキュータツオがネタにした中二セリフ実践編という感じで、相変わらず最高に格好良いものの、一々引っかかってしまうのは仕方ない所。もっとも、今回の脚本(と、あえて言いましょう)は、実際にセリフが少し多かった気が。サンキュータツオさんが、途中でそう言う趣旨のツッコミ(言いたいセリフと言われたいセリフをずっと並べてるだけじゃん!)をしてたせいで、思考が誘導されたのかもしれませんが。
それにしても、国井さんの話については、あの会話芸と情景描写が命なので、こう言う風なレポートではどうしても魅力が伝わりません。演出特化の映画を文章で説明させられるようなもどかしさがつきまとうので、興味を持った方は一回ライブを観に行かれることをお勧めします。あれは、今の時代少なくなっている「生で観る事に意味がある」系の娯楽ですから。

とまあ、0040に始まり0700くらいまで6時間以上、実に充実したライブでした。また行きたいし、もっとやって欲しい物です。

ところで、女性客が増えていた、と言う話から派生するのですが、「こう言う所で女の子に声をかけられれば、趣味が合うのは自明だから幸せな出会いとか出来るんじゃないの?」と、オタクらしからぬ事を考えたり。
いや、隣に座ってた女性が割と綺麗だったせいなのですが、オタクイベントでそう言う話ってあんまり聞きませんよね。即売会売り手側のドロドロの人間関係は別として。
勿論、そこで声かけられるほど勇気の神様(©ときメモ2)の加護篤い人間であれば、こんなBLOG記事書いてる間に彼女作るための努力の一つもやってるわけで、何もせずに帰ってきたのですが、うーむ……
それがどんな「ゲーム」であれ、「死んで憶える」は基本中の基本であり、つまりそう言う事がたまに思い浮かんだ段階で実行して失敗し、学ぶ材料とできる人間が、「強い」者なのでしょう。
と、徹夜明けのハイな頭で後悔と思索をグルグルブン回しながら、家路についた次第です。とりあえずぎゃるがんやってクールダウンするか、と言う「解決」は多分怠惰と言うべきなのでしょうが……



当BLOG内の、「アニメ会」関係エントリーはこちら
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この記事へのコメント
本記事とは関係ない話題で恐縮なのですが著作権関係で次のような記事があったので、管理人さんのご意見をお聞きしたいです。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120316_519443.html
Posted by 名無し at 2012年03月19日 07:41
なまじギャルゲーやってるために、俺は現実と虚構の区別くらいついてる、現実はこんな簡単なもんじゃないことなんてわかってるさと
無駄に恋愛に対するハードルを上げてしまうのが悲しきオタクの性なんじゃないかと勝手に思ってます
話してみると案外イージーモードだったりなんてのはよくある話ですけどね
Posted by あらさー at 2012年03月19日 19:01
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