2009年02月22日

428 感想

428 ~封鎖された渋谷で~
428 ~封鎖された渋谷で~

428を遅ればせながら購入・クリアしたのでレビューとか。

前作「街」からかなり経って、システムやインターフェイスが非常に洗練されています。
ボタン一つでポンポンと時間軸を移動できるので、フラグをほぐしながらシナリオを進めるのが非常に楽。
うんちくも相変わらず充実していて、気持ちよくプレイできるようになっています。
「街」の正統進化・発展版とでも言うべき内容ですね。実写のクオリティや役者の演技力も上がっていますし、間違いなく良質なゲームです。

ただ、気になる点も多かったわけで。

まずなんと言っても、シナリオが最後一つの事件に収束していく点。
これはこれで面白いのですが、前作のような「全く違う人生を歩み、全く違う目的で動く人々の運命の糸が、渋谷の街で交錯する」という面白さはありません。特に、コミカルで非常に面白かった「タマ」のシナリオが、後半メインストーリーに合流すると途端に他と同じ雰囲気・ペースになり、特徴が失われてしまうのはがっかりでした。
キャラクターのほとんどが、同じように「熱い」キャラばかりな事も、この印象に拍車をかけます。せめて、完全に事件から外れている「チリ」やなすび(印象強すぎて、役名憶えてません)のルートがあると良かったと思うのですが。
そもそも、同じ事件を追いかけているならば、運命が交錯するのは当たり前で、単なる主人公複数制に見えてしまうのが残念です。勿論、前作の場合は手間がかかりすぎるし、方向性が定まらないという批判があってのことなのでしょうが。

二つめは、ゲーム性。ぶっちゃけ、「KEEP OUT」は要らなかったんじゃないでしょうか?メインシナリオならまだしも、バッドエンド回収のためにジャンプポイントを探すのは苦痛です。

最後に、最初と矛盾するようですがインターフェイス。
時系列移動は凄く便利なのですが、基本部分で問題有り。ノベルゲームなのに、文字表示速度がオートモードも含めて変更できないこと、また既読スキップの仕様が意味不明なこと(バックログから早送りできるが、再読開始ポイントからしかログモードを抜けられないため、既読でも飛ばせないことがある)は、大幅なマイナスでしょう。正直、なんでこんな当たり前の仕様を削ったのか解りません。一番快適さに直結する所なのに。

とまあ、いくつか不満点はある物の、値段分しっかり楽しめる良作です。Wiiを買ったけどやる物が無いとお嘆きのコアゲーマー諸氏には、是非お勧めしたい。


P.S.
あちこちで色々言われてるおまけシナリオですが、まあ、おまけなんで仕方ないんじゃないですかね?
私も、別に必要なかっただろうと思いますけど……


タグ :428Wiiゲーム

同じカテゴリー(ゲーム)の記事画像
黄昏のシンセミア 感想5 いろはルートと朱音ルート
黄昏のシンセミア 感想4 翔子ルート
黄昏のシンセミア 感想3  美里先生ルート
黄昏のシンセミア 感想2 妹ルート
黄昏のシンセミア 感想1
sugar + spice! 感想
同じカテゴリー(ゲーム)の記事
 「GUILD 02」 各作品の感想 (2013-04-01 22:01)
 一長一短/NINTENDO 3DS 「GUILD 02」 全体の感想 (2013-04-01 22:00)
 ようこそ停滞の中世へ! 「CRUSADER KINGS II」 感想 (2013-03-15 22:00)
 傑作のなり損ない『ROUTE DOUBLE』感想 (2013-02-22 22:00)
 和製ゲームの悪い癖/バイオハザード6 感想1 (2012-10-05 22:00)
 たまには当たる未来予想/ドラゴンクエストXとカイシャクエスト (2012-09-15 22:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。