2009年02月28日

この人は本当にダメだ

社会ネタの話題はBLOGの本来の目的じゃないので、同系エントリーが続くのは嫌なのですが…

麻生首相の「新聞読まない」発言について。
新聞記事が嘘か、でっち上げか、気にくわないだけなのか、そんな事は全然関係ありません。

・情報をシャットダウンする
・それを公言する


と言う愚策二つをセットで行ってしまっているところが、本当にマズイと思います。

その内容が嘘か本当かはともかく、自分が、政府がどう見られているかを知ろうとしない首相というのは、非常に危険です。
「見られていると言っても一部からだろう」と言う声もあるでしょうが、新聞の読者は何人いるでしょう?少なくとも、ネットで最高とされる2chの利用者なんかよりも、遙かに多いわけです。Yahooやgoogleのトップページなどに載っているニュースにしても、新聞記事のコピーな訳ですし。

と言うか、もし新聞を敵視するなら、それこそ熱心に読む必要があります。
敵を知り己を知れば、ですね。敵が次にどの様な論調で来るか、何に注目しているのか、何を言ったらつけ込まれるかを知っていなければ、対応することも出来ません。
左翼団体の誰も読まなそうな機関誌を一番熱心に読んでいるのは公安、と言う皮肉はそう言う意味です。

ちなみに、同じ悪口ばかり書かれる霞ヶ関では、全国紙から業界新聞まで、自省庁に関わる記事を切り抜いて集める仕事がありますが、(大体は、新人官僚の朝の”サービス”業務。無給的な意味で)これも基本的な情報収集のためです。

第一、記者クラブという最強の癒着機関をはじめとし、マスコミを操縦する方法は幾らでもあります。小泉元首相が典型ですね。
先日の財務相の飲酒癖にしても、海外のマスコミに突っ込まれるまでは、公的な問題(スペインでの失態とか)が起きても報道されなかったわけですし。
にもかかわらず悪口ばかり書かれるとしたら、それこそ能力に問題がある証拠です。


そして、敵視するにしても無視するにしても、それを公言するのは下の下です。
マスコミ嫌いの若年層は喝采するかも知れませんが、彼等が選挙に行ってくれるかどうかは、まああまり期待できないでしょう。

それよりも、投票率が高い高年齢層が新聞の主な読者だと言う事を、忘れてはなりません。新聞の読者は価値があると思うから金を払っているわけで、あの発言は彼等に向かって「読んでるお前らバーカ」と言い放ったに等しいです。

公的に何か発言をするときには、それによって味方になる層と敵に回る層を考えて、計算した上で発言するのは、政治家としてとても大事な、正に「安全保障」の問題です。非常にシビアな人気商売な訳ですから。
ところが、こんな解りやすいケースで、しかも選挙が近いときにやらかしてしまう首相は、正直相当マズイ認識力しか持っていないのじゃないかと。
これでは、自民党内部から降板を求める声が起きるのも当然でしょう。


こんなのしか総裁に出せない状況となると、一度政権を追われるのも仕方ないかなあ、と思います。
現実主義と全階層的な調整能力が売りだった自民党がこの体たらくなのは、政権政党か否かに関わらず国民の損失なので、困ったものです。

タグ :政治社会

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