2012年10月20日

アニメ PSYCHO-PASS #02 「成しうる者」 感想


PSYCHO-PASS サイコパス VOL.1
PSYCHO-PASS サイコパス VOL.1

↑DVDですが、実売3600程度なら、割と妥当な価格に思えます。ただ、多くのオタクにとって、問題は価格より収納スペースなわけで、いい加減データで売るのを普通にして欲しい所。勿論、コピーフリーで。10年かそこらで観れなくなるメディアなど、価値はありません。

第一話の感想はこちら


さて、虚淵玄シナリオ原案のサイバーパンク"PSYCHO-PASS"第2話「成しうる者」の感想になります。


寝起きから、ヴァーチャルペットがお節介にも人の心を覗き込んで「今日も健康な精神で頑張ってね」みたいな事をわめき立てる、明るく清潔なディストピア。前回出てきた汚い路地裏とテクノロジーが支える美しい日常のコンパチは、現代SFとして定型的。違和感はありませんし、きちんと作られていると感じます。(虚淵氏の好みはもっとストレートにブレードランナーっぽいので、スタッフとバランスしていると言う事でしょう)



前回、現代っぽすぎると書きましたが、この辺の描写は未来的。服装もヴァーチャルなんですね。実物と全く区別が付かないので、シナリオに色々絡んできそう。
しかし、着替えも化粧も必要ないんですかね。楽でいいなあ。

とは言え、服装その物がどうにもレトロ(現代)なのは、やっぱり気になるところ。輝度とかボタンのデザインとか、わざとらしくない範囲で「ちょっと違う」を期待したかったところです。「SFは絵」ですから。


さて、ディストピアとしてはお約束ですが、職業等も適性から割り振られているらしいことがわかりますね。日常的に心を覗き込む国家では、そりゃ当然か。
あとは、かなりショックを受けたらしい主人公のサイコパスが濁っていない、と言う描写は伏線でしょうね。そもそもサイコパスが「具体的に何を判定しているのか」と言う、SFなら最初に提示されるべき情報が出てきていませんし。


今話ラスト近辺は、妙に冗長なセリフに載せて「良い話」っぽくまとめられているようですが、これはまだ第2話。主人公の判断や正義が、このまま話を牽引できるとは思えません。虚淵脚本がここから、どこまでえげつなく展開していくか興味深いところです。
とりあえず、主人公が流されるだけではなく一定の「強さ」を手に入れた事で、どちらに転ぶにせよ話に緊張感が備わるでしょう。楽しみです。
ついでに、3話で話を展開させると言う定型に沿って脚本を作っていると言う事ですから、次回は気を引き締めてみる必要がありますね。





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