2012年11月11日

アニメ PSYCHO-PASS #05 「誰も知らないあなたの顔」 感想


PSYCHO-PASS サイコパス VOL.2 (初回生産限定版/サウンドトラックCD付)【Blu-ray】
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↑ディスクは、2巻以降は3話ずつ収録のようです。まあ、マシっちゃマシですけどさあ……


他の回の感想はこちら

今週は、時間が取れたのでかなり早期に視聴できましたよ。
と言うわけで、サイコパス第5話 「誰も知らないあなたの顔」 の感想です。


冒頭でちょっと「おっ」と思ったのは、スプーキーブーギーの声が前回と変わらなかったこと。こう言う場合だと、声だけは違う人間の物や変声機能を使って、登場人物は気づかないが別人がすり替わっていることを視聴者に示す事が多いのですが、本作はリアリティ重視。こう言う細かい部分で、どう言う視聴者を想定しているかが解って楽しいです。
この場合、解りやすさよりもそう言う「電脳的リアル」を喜ぶ層ですね。


ただまあ、基本的なプロット(ネットの価値を盲信する若者、アナログな親父世代)が異常に古くさいのは、如何ともしがたいところ。前回の工場の話で、職場のストレスが酷くなっていたネットが使えなかったから、と言うような設定と合わせて、凄くつまらない(それこそTVドラマで良く見る…… いや、映画はともかくTVドラマは全然見てないですけど)「社会にはびこるネットの闇」、みたいなところにシリーズが落とされてしまわないか不安を感じるところです。

ところで、ヒロインには、「知り合い・同級生が殺された」と言う部分を少し強調して欲しかったり。あれだと単なる協力者が死んだ場合と変わらなかったですよね。あるいは、その淡白というか的を外した反応が、何らかの伏線なのかもしれませんが。


一応、あのオタク連中はラスボスであるマキシマに利用されただけみたいですが……
しっかし、このスマートフォンのデザインも何とかして欲しかった所。トータルリコール・リメイク版よりも酷いってなあ。

でも、ファンの方がキャラクターを上手く動かせる場合がある、ってのはオタクなら結構納得できる話ですよね。
本物より筋が通っている同人誌なんて珍しくもないですし、作者自身は案外細かい整合性や一貫性に気づいていなかったりする。これは創作者である作者の価値を貶める物ではない一方、言わば創造力と運営力は別の場合が結構あるという事をすんなり納得させてくれます。
この辺、二次創作が特に活発だったエロゲ業界にいた虚淵さんのアイデアでしょうか。ドラマ畑の監督からは、出てきにくい発想かもしれません。(テレビにはアイドル業界が隣接するので、逆かもしれませんが)


さて、アクセス解析を使った犯人の割り出しは、理に適っていて「ほう」と言える内容。さすが、ログ見れる官憲はつええですねえ。
その後の、非常消防装置を作動させてホロを強制解除とか、「説明されないが想像できる」問題解決方式が実に素晴らしいです。(つまり、非常時には避難の邪魔になるホロは解除されると言う事でしょう。合理的です)


もっとも、背後関係洗わなきゃならないのに射殺はいかんだろうと言うツッコミは、厳にさせさせていただきますが。
あれは、やっぱりシステム欠陥ですよねえ。体を吹っ飛ばしても脳から「話を聞く」技術があるのかと思ったんですが、そう言うわけでもありませんし。
あるいは、猟犬と言われているように、公安局が投入された段階で、逮捕・裁判という治安警察のプロセスからは外れてるのかもしれませんね。所轄は厚労省(そう言えば、100年後も同じ形で残ってるのか)ですし、サイコハザードの概念から滅菌作戦に近いのかも。


そして、今回もっとも重要な点は、監視官と執行官の役割分担の明確化ですね。深淵を覗き込むのは執行官の役目、監視官はあくまでも「監視」官であって、犯罪捜査は二の次という設定。なるほど、グッと話が具体的になってきました。

本作は、毎回きちんと設定と描写をを積み重ね、安定して楽しめる作品に仕上がっていると思います。地味ですが、こう言う作品は大好きですので、間違いなく最後まで視聴するでしょう。
来週も楽しみです。




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