2009年03月08日

有人月面探査計画について

月面有人探査、2025-2030年に 政府構想(日経新聞)
タチの悪い冗談、ないしは本当の悪夢(松浦晋也のL/D)

プロフィールの映像を見てもらえれば一目瞭然だと思いますが、私は宇宙開発が大好きです。
なので、中国やインドが熱心に宇宙開発を進める一方で、日本が「ひまわり」の予算すらケチられて危うく後継機が飛び損ねる状況を、とても残念に思っていました。
そこに、一度は「今後十年間独自の有人計画はもたない」とまえで明言されていた有人計画の復活。そりゃあ、心臓が跳ね上がるかと思いましたよ。

ところが、内容が「有人もやります」ではなく、実質「有人しかやりません」ってのは、流石に予想の斜め上を行っていました。
「当面は月に重点を置き」じゃないっての。大体、いきなり月ですからねえ。サターンVのライセンスでも買ってきますか?それくらいアクロバティックなことをしても、生命維持系も再突入技術も何もかも新規開発ですよ。リンク先で予想されてる2兆円って、大甘な試算じゃないかなあ。

なんと言ったらいいんでしょうか。これまで装甲車の生産に定評があっても戦車の国産化が出来ていなかった国が、「これから戦車の国産化に邁進します!あ、その代わりに装甲車は全部輸入にします」とか言い出した感じでしょうか?

まあ、まさかこのままのプランが通ってしまうとは思えないのですが、毎度の迷走は一体何なんでしょうね?
省庁だけでも文科・経産・財務・総務・内閣府と入り乱れる状況で、一貫した合理的決定が為されるわけもないのですが、(民主主義国家の宿命なので、一概に悪くも言えませんが)さすがに溜息が。

個人的には、どうせ最終的に軌道エレベータなりスカイフックを建設できれば有人「飛行」技術は用済みだから、日本はナノテクが「高度に進化」するまで、堅実に科学探査を続けた方がいいんじゃないかと思います。

勿論、これ↓に書いてあるような、安価・便利な有人技術であれば、十分に投資する価値があるので、上手く予算を増額して実績ある分野を浸食しない形で、やってくれるなら万々歳なのですが。

われらの有人宇宙船―日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」
われらの有人宇宙船―日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」



同じカテゴリー(宇宙)の記事
 ガガーリンの伝記「Starman」 感想 (2011-07-31 18:00)
 異星文明由来らしい信号が、検知されていた件 (2010-10-24 22:00)
 デンマークの最小構成有人ロケット (2010-08-31 22:00)
 はやぶさを殺しかかったのは誰か? 読売新聞の与太記事 (2010-06-14 23:45)
 「超合金」って名前はどうかと思うけど アポロ11&サターンV (2009-10-21 22:00)
 記事が意味不明になる時 有人ロケット計画 (2009-09-30 20:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。