2009年03月11日

ダウンロード違法化 閣議決定

一連の流れは去年の段階で山を越えていたので、あとは斜面を転がるのみ、と。

無断配信コンテンツのダウンロードは違法に - 著作権法改正案を閣議決定

こう言う、「やろうと思えば誰でも引っかけられる法律」くらい、危ないものは無いわけで。捜査機関にフリーハンドを与えるに等しいですからね。児童ポルノの所持違法化もそうですが。ちなみに、両者合わせ技だと、物質+反物質みたいなもん。消滅するって意味じゃなく。
先だってから続いている民主党代表絡みのアレも、結局は同じ線上の問題だし。

この問題については、↓が一番まとまってますので、よく知らない方はどうぞ。

「ダウンロード違法化」ほぼ決定 その背景と問題点


私としては、この問題、単純な法律以外の面で引っかかってくる事が多いです。
主にゲームについてですが、以下の2点が特に。
(ちなみに、今回の法改正ではプログラムは対象外。この話は著作権全体の絡みで書いてます)


・馬鹿な囲い込み戦略で、違法なコンテンツに消費者を追いやったのは誰?

 持っていた音楽を片っ端からMP3化し、その便利さに感動していた私は、CCCDの登場でCDを買うという習慣が消滅しました。逆に、iTunesは結構使ってます。
 違法着うたサイトなんて、そもそも着うたがあんなボッタクリ価格+低品質の代物でなければ、大して普及しなかったと思うのですがね。USBがついている携帯がパソコンと連携不能になっているとか、ユーザーに喧嘩を売りすぎでしょう。

 ゲーム分野では、プロテクト誤爆を2・3回も食らえば、パソコンゲームを買う気が起きなくなると思いませんか?
 そもそも、ネット上で落とせる物の方が買った製品より便利って、どう思いますか?ディスクレス起動やバックアップの話ですよ。上のプロテクト誤爆も同様。AMAZONから製品が届かないうちにネット上に出回る、と言うのは仕方ないにしても。


・合法に手に入らないコンテンツのことも、思い出して上げて下さい。

 廃盤・再販予定無しの音楽、会社が消滅し著作権が19Cの中国のように切り刻まれたゲーム、フィルムが何処かの倉庫で朽ちていくばかりの問題作…… こう言った、合法的な回避手段のないコンテンツを手に入れるのに「違法」な方法を取ることを「悪い」事だとは、どうしても思えないのですよね。


こう言う「北風」に対しては、アップルが見事な対比的成功をおさめているのですから、いい加減見習えばいいのに。送り手も受け手も、絶対にその方が幸せになれると思うのですが。



あと、考え方の概要ではこの辺がお勧め。個人的にもすごく共感できます。
コンテンツが保護される理由 - 商業的価値と保護のバランス感覚
音楽配信「売り手の精一杯の妥協」は、買い手に全く届かない。


著作権関連のエントリーはこちら

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