2009年03月26日

スズノネセブン ファーストインプレッション

相変わらず周回遅れのゲームインプレッション。
積みゲー崩し自体が、既に一つのゲームですよね……

私がPC最強の幼馴染ゲームであると信じるてのひらを、たいように(リンク先はPS2版)の、面白かった部分のシナリオライター、冬雀 氏が参加していると言う事でプレイしたパソコンゲーム。まあ、18禁ですわな。

リンクを張って気付きましたが、ここまで安くなってますか…… 幼馴染とノベルゲームが好きなら、一度はプレイすることをお勧めします。でも、「てのひらを」編だけね!
ライターが違う、おまけシナリオの「たいように」編は、有り体に言って「ひどい」ので。

閑話休題、本作は、魔法が現実になった世界で、魔法使いやアーキテクトを育てる学校を舞台としたラブコメディ。

学生達はポリティカルコレクトな表現における「18歳以上」ですが、この学校が完全に大学のフォーマットなのが面白いところ。舞台となるスズノネは魔法科と魔力工学科に分かれており、前者がいわゆる魔法使い、後者がアーキテクトを育成します。ですが、この学校自体魔法が顕現した時代の研究機関を引き継いでおり、前者が実践、後者が理論化を担当する部門から派生したと、いう設定。
まあ、基礎理論だったら、工学じゃなくて理学だと思うのですが、その辺は伏線の可能性も。

設定面には正直期待していなかったのですが、(上記のゲームも、設定関連はグダグダでしたし)これが結構面白かったり。
勿論、SFと言う訳じゃないのですが、ライトなファンタジーとしては上手くまとめてある感じ。

例えば、「魔法とは何か」を主人公達が語るシーンがあるのですが、これは中々面白かったです。要するに、現象面を重視するか他の面を取るか、と言う内容なのですが、確かに定義は出来ません。
例えば、「科学」は方法論です。反証可能性をもって「もっとも上手く説明できる仮説」を構築し検証していくプロセス。では、その科学から外れた「魔法」とは?そもそも、理論化し、検証し、定量化し、実践できる段階で、それは科学の内に取り込まれてしまうものかも知れません。クラーク卿の第三法則は、おいておくにしても。


とまあ、SFファン的な歪んだ見方は置いておいて、キャラクターが実によいです。特に、腹黒少女の代官山すみれ(リンク先一番下)が、実に。

学園長の孫で、人の心を読んで・惑わせて・切り刻むのが大好きな困った子。外見がクドリャフカ(リトルバスターズの方)で口調が時々翠星石なだけのポイントゲッターかと思ったら、一番キャラが立ってました。

絵はラブコメに合ったパステルカラー。上手いとは言えませんが、安心して見ていられるレベル。まあ、私、ギャルゲーブームは一通りくぐってますから、よっぽどのことがない限り平気です。でも、全員無意味に巨乳だったりするのがガッカリな感じ。と言うか、不自然だろ、これ。
「てのひらを、たいように」はヒロイン達の別名が「ナイチチーズ」だったくらいなので、極端から極端に走ったと言うべきか……


まあ、とりあえずすみれさんはクリアするつもり。文章は安定しているし、会話のテンポも軽妙でイベントもちゃんと面白い。やっぱり、ノベルゲームはこうでなくてはいけません。

以下、一番面白かったイベント「スーパー妹タイム」の画像。
要するに、「理想の妹」を演じてみせるすみれに、主人公が秒で殺されると言うものです。


こんな風に来られたら、


友人の叫びなど届くはずもなく、


まあ、落ちますよね。

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