2009年04月14日

BALDR SKY DIVE1 ファーストインプレッション

サイバーパンクって素敵ですよね?

と言うわけで、バルドスカイ Dive1 です。

と言っても、このシリーズはバルドフォースEXEしかやってないのですが。
基本的なシステムや雰囲気は前作と一緒です。荒廃した、余りにサイバーパンクな世界でネットワークのロボット乗りとなるアクション+ノベルゲー。攻性防壁と書いて「ブラック・アイス」、粗雑と書いて「クルード」とルビを振る、SFガジェット溢れる素敵なゲームです。

今回のシナリオは、記憶を失った腕利き傭兵の主人公が、失われた記憶を取り戻しながら数年前に起きた悲劇の真相を探って行く、と言う物になります。

この、学園ギャルゲー寄りの過去のフラッシュバックと、荒廃した都市をさまよう本編のバランスが良好。やはり、基本的なシナリオ構成力がしっかりしていると思います。なにせこの手法、プレーヤーとキャラクターの把握する情報をほぼ等しくする効果があるとは言え、バランスを間違えると酷い事になりますから。
ただ、文章には時々時制の混乱や妙な絶ちきり方をされる物があり、気になります。これは、文章量が多くチェックが難しい大作ノベルゲームの宿命でしょうが。

まだファーストシナリオの中盤位なのですが、かなり早い段階で過去の悲劇を明かし、目的意識と「シナリオ上どの情報がキーになるか」を明確化しているのがいいですね。

もっとも、過去のフラッシュバックの中で、かなり解りやすい悪役が出てきていたのは、気になります。
前作がそうだったのですが、シナリオを収束させるために解りやすい悪役を用意する形は、ちょっと勘弁して欲しいところ。
社会そのものもそれを支える価値観も、技術の進歩によって紙くずのように破れ去ってしまう、そんな世界がサイバーパンクの魅力です。そのシナリオに、倒しさえすればハッピーエンドに至れるような、明確な悪役が存在してはぶちこわしという物。

と言うわけで、後々重要になってきそうなカルト宗教や反AI団体、メガコーポ辺りがどうにも「臭い」のが不安です。

ただ、用語やちょっとした画面演出からインターフェイスまで、凝りに凝った「サイバー」な雰囲気は出色。
アクションゲーム部分も相変わらず出来が良く、プレイしていた飽きませんし、快適です。
とりあえず、現段階では不満点も見あたらない良い出来。期待しつつ進めます。


ところで、私が一番すごいと思ったのは、過去編が最近では珍しいほどハーレム状態なのに、全くそれを感じさせないところ。
端々に出てくるSFワードや設定のおかげで、周囲に群がる美少女キャラたちが、全くわざとらしくありません。これって、凄い事じゃないかと。

一方、荒廃した世界が前面に出る本編でも、女性キャラは多いのですが全員「女性」を前面に出さずに役割に徹しており、非常にcool. SFと言うジャンルの欠点はキャラクターが弱いことですが、この辺、ギャルゲーと上手く中和しあってバランスを取っていると思います。

あー、これも前作みたいに、凄腕ウィザードが土壇場で「僕だって女の子なんだから」とか言い出して全部ぶちこわしてくれたような、ガッカリ展開が無いことを祈りますが。


P.S.
ところで、またプロテクト誤爆が出ているようですが……
まあ、今更一々言いませんが、客商売の基本を言うならば、筋の悪い入店者十人を追い出すためでも、上客一人を巻き添えにすれば、トータルでマイナスですよ。


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