2009年04月20日

BALDR SKY DIVE1 経過2

BALDRSKY Dive1

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バルドスカイの二週目は、菜の葉編でした。幼馴染バンザイ!

まずは、ここで判明したシステム面の不備を。
シナリオが違うと同じ文章でも未読扱いされるため、スキップが効きません。他のインターフェイスが非常に良好だけに、この部分はかなり痛いです。


幼い日に主人公が信じていた「正義の味方」と、幼馴染が信じていた「人類の未来」。正直、前者は割と軽い扱いなのですが、後者は上手くシナリオに溶け込んで重い意味を持ちます。基本的にディストピア物であるサイバーパンクで、清浄・正常な世界を象徴する彼女がこれを口にするのですから。

この子だけは、他のキャラクターと違って汚れてないんですよ。スラムには住んでいますが、暗黒面に足を突っ込んでいるわけではありません。
それだけに、余りに無力なのですが、だからこそ主人公の心を救うのは彼女であるべきなのでしょう。

……二週目で攻略という事は、メインヒロインじゃない、と言う事になってしまうわけですが。

ただちょっと、幼馴染への感情が恋愛に転化する過程が、弱いかな。誰より大切なのは前提としても、一段クラスチェンジする説得力を持つイベントが、組まれていません。

とは言え、この感情面での描写を省略した分、後半は素早い展開でラストまで突っ走ることが出来ています。

そして、ラスト。
ええと、これはレイン編と違って、「バッドエンド」と断言してしまって良いんですよね?
確かに、サイバーパンクとしてはお約束でありますし、「空きチャンネルに合わせたテレビの色」の空すら無い世界の末路としては非常に説得力があります。
ですが、恐らく救済のトリガーとなるであろう伏線を次以降のシナリオに預けたまま、どん底に叩き込まれると……

と言うか、幼馴染が余りに救われません。一番気に入ったキャラだったんですが。
大団円ルートで、きちんと救済されることに期待しましょう。それが別ヒロインのエンディングという扱いだったら、本当に救いようがないことになりますが。

なんかこう言う、「シナリオ上幸せにすることが不可能なヒロイン」の存在は、一気に鬱にしてくれますよね。
本田透が同じ事を何度も言って、あげく以下のような小説まで書いているのも、うなずけようという物です。

らぶジェネ! (MF文庫J)

なお、↑の小説は、ヒロインを二人用意したせいで色々破綻してますのでご注意を。
文章については、初期の本田透よりも、遙かに真っ当になっていて驚きましたが。

以下、シナリオ雑感。

まず、これだけは。「完全合成食料品」に、「ソイレント・グリーン」ってルビ振るなー!!

仮想世界で思い出の場所を再現していく部分は、一番平和でよいシーンですが、少し気になることが。
記憶からあそこまで情報を再現できるのなら、人間そのものの再現も可能なんじゃないですかね?グレッグ・イーガンが大好きなネタですが、思い出の場所よりも思い出の人の方が、より需要は大きいはずです。
多分このネタは、空がらみでクライマックスで絡んでくるんじゃないかと思うんですが。

そう言えば、空からクゥが創られる過程は、イーガン作品の「宝石」が脳内で果たす役割と一緒ですし。

ナノマシンの自己進化による変異種発生は、幾ら何でも予測不能って事はないのでは?そんな初歩の事が予測できていなかったとしたら、先生は本当に無能と言うことになってしまいます。
だから、エージェントがああいう風に言ってはいても、最後のオチは陰謀になるんじゃないでしょうか。
そうしないと、シナリオが間抜けすぎますから。

それにしても、偽幼女キャラに設定的必然があったのはビックリでした。なるほど、余りに見事なSFです。

で、結局「ロリコン認定書」の効果はなんなんですか?何も変化したように思えないのですが。


  5/15 追記
  「BALDR SKY ロリコン認定書」で検索してくる人が結構いるようなので、追記。
  「ロリコン認定書」をアクティブにした後、レイン編をもう一度やりましょう。
  ノイ先生のHシーンに入る選択肢が、追加されます。
  まあ、余り本格的(!?)ではないので、期待はずれかも知れませんが。

  先生、なんで攻略対象ヒロインじゃないんですかねえ。設定とか、かなり面白そうなのに。


とりあえず、幼馴染が幸せになるシナリオの存在を信じて、続けてみたいと思います。

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