2009年06月03日

俺たちに翼はない 経過4

俺たちに翼はない -Limited Edition-
俺たちに翼はない


クライマックスに向け、各主人公の生活はどんどん破綻していきます。
特に鷹に関しては、人とのつながりができる分だけ人格の欠陥が浮き彫りになり、有り体に言って、プレーヤーに激怒と言って良い感情を呼び起こします。

いやあ、本当にムカつくんですよ。いくら悪意を向けられてもヘラヘラ笑い、挙げ句の果てに自分をかばってくれた仲間に食ってかかるような馬鹿に、どうやって親近感を憶えろと?

そして、完璧なまでの空気の読めなさ。避けられているのにそれを理解できない奴というのがどれほど鬱陶しいか、実生活に置き換えてみれば良くわかるでしょう。しかも、空気を読まずに寄っていくその相手が、ヒロインとなれば……

勿論、最終的にはカタルシスに回収されるための展開の筈ですが、第一部以上にめげそうになる展開目白押し。

ですが、ヒロインの一撃によって、ついにその妄想が破られてからは、ガラリと色が変わります。ここからが、正にカタルシス回収のためのクライマックス。

とは言え、これは一応ギャルゲーでありまして、必然的にヒロインを「落とす」事になります。この、全く共感できない主人公をヒロインが好きになる理由付けだけは、避けて通れません。

Q.ヒロインは、何故主人公なんかを好きになったのですか?

A.病気だったからです。

Q.何故それが理由になるのですか?

A.主人公も似たような病気だからです。


以上、終了。
アリなんですか?これってアリなんですか!?
なるほど、主人公の欠点を利点に変える、見事なシナリオでございますわ。納得できるかどうかは、別だけどな!

そもそも、全くギャルゲーらしくないシナリオがここまで展開しているため、ギャルゲー的イチャイチャシーンの浮きっぷりが、ホバークラフトかチョッパーかと言うレベル。謎にも一定のオチが付いてしまった以上、もうとっとと終わって良いんじゃないかという気分になってきます。

……とか思ってたら、本当に終わってしまって大笑い。
ガルーダや「先王」の話はどうなったんでしょう?妹は?人格分裂のきっかけは?鳳は!?

これは、何周もして、きちんと全ヒロインを落とさないとグランドフィナーレは見れないパターンぽいですねえ。


まあ、一番魅力的だった鷲編のキャラ達があれから一度も登場してくれませんし、一本道だとするとおかしいとは思ってたのですが。


と言うわけで、ルート回収。

やっぱり、サブキャラが魅力的な鷲編からです。ですが、実は鷲も、結構空気が読めない所がある感じですね。それは鷹の担当なのですから、他のキャラには余計な描写だと思うのですが。

そんな事より、何故紀奈子さん落とせないんですか?一番素敵なのに。何故私が魅力的と感じた相手は、攻略対象でないのでしょう……

という感じで、義務感だけでクリアしたのですが、この話は他の人格が消える描写が明確にはないのですね。鷹にしても、結局鷲が明日香の行動を止めてしまってから、フェイドアウトどころか描写が消滅。非常に据わりの悪いまま、エンディングへとなだれ込んでしまいます。

全ルートをクリアしろと言うことなのでしょうが、個々の話にも、もう少し愛情を注いで欲しい所。せめて、各編のヒロイン候補を明確に絞るべきではなかったかと思うのですが。下手にサブキャラが魅力的なせいで、話の焦点が見えてきません。

さて、全ルートクリアで出てくるシナリオも大体予想が付くのですが、期待して良いもんでしょうかねえ。



P.S.
ラストのこの画像は、ギャグだという解釈でよろしいのでしょうか?


間違い探し。


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