2009年06月27日

無限航路 経過3

無限航路
無限航路


現在、後半第六章が終わろうとしています。
前半のラストから続く異星人との戦争が物語の中心なのですが、どうにも息切れ気味。
艦隊も増えて艦船デザインはさらに面白いし、個々のイベントも悪くありません。ただ、延々と総司令部の使いっ走りを続ける展開と、すぐに何処に行けばいいか解らなくなる甘々のフラグ管理が、モチベーションを削り取ります。

どうも、本筋に関係ないイベントでもこなしていないと進行止まる場合がある模様。また、航行中の通信着信イベントも、乱数なのかフラグ管理の問題なのかいつまで経っても起きない場合があります。

後者など、そもそもプレイヤーの側では何が悪いのか把握できず、その辺の港を総当たりでイベントを探している内に、どんどんやる気が蒸発していきます。
どうも、全般的に作りが甘いのですよね。

また、前にも指摘した主人公の行動についても、段々イライラが募ります。
結局、彼が戦っている理由は幾つかあるのですが、突き詰めると、以下の二つ。

1,敵討ち
2,0Gドッグ(宇宙船乗り)の誇り

それはそれで、フロンティアスピリット溢れていて凄く正しいスペースオペラです。何しろ、スペースオペラの語源は、ソープオペラ=西部劇の舞台を宇宙にしただけの、お手軽娯楽作品のことですから。(この辺、蔑称転じてジャンル名になった「ライトノベル」と同じですね)

ですが、そのために主人公がやっているのは、大マゼランに戦争を起こし、多くの人間を不幸にし、明らかにコミュニケーションの取れる相手をぶちのめしていくバーバリアンな行動なわけです。大マゼラン統一戦争なんて、明らかに千万単位で人が死んでますしね。

絵柄で似ているせいか、私は「伝説巨神イデオン」の場面が、目の前にちらついて仕方がありませんでした。

つまり、主人公に感情移入できないのです。自由に宇宙を飛び回ることへの憧れにしても、異星人の宇宙政策がどうこう言う設定はあるものの、決定的に描き込み不足。NPCの宇宙海賊達の方が、はるかに「宇宙の船乗り」をしています。

主人公は、良く言って戦争狂か軍人至上主義。そのくせ、自分は組織に属さずやりたい放題やって居るわけですから、これほど危険な存在はありません。
宇宙を自由に飛び回ることが云々言いながら、迷わず海賊行為に手を染めてみたりね。

特に、自分がやったことに責任を取る覚悟が見られない辺りが、イライラを募らせてくれます。お前の私怨で戦争起こすな、被占領地域は前より安定してて占領された側も満足してるじゃねえかとか、誰か突っ込んでやれよと思うのですが。

結局、後半初期に出てきた元戦友の行動の方が遙かに合理的で感情移入できる時点で、色々失敗しているわけです。

この辺、スペースオペラならそう割り切るべきではなかったのでしょうか?具体的には、主人公をゲリラ戦が得意な軍人にでもするか、逆にこんな大戦争を絡ませず、軍部の陰謀や宇宙海賊の伝説を軸にすれば良かったのではないかと思います。

本当、ベース・企画部分は決して悪くないし、良くできている点も多々あるんですよ。
だからこそ、なんだかんだ言いながらもう30時間近くプレイしているわけで。ただ、もうちょっと各パーツを整えてから、リリースして欲しかったかなあと。


P.S.
(ネタバレ反転)

不安定空間で因果律が歪んだ結果、妹と血のつながりが無くなりました!

と言うイベントは、酷すぎるけど面白くて、ささくれだった気分を癒してくれました。
これくらい馬鹿なノリをもう少し混ぜてくれれば、緩急が付いたかもしれませんね。


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