2009年06月28日

けいおん! 13話 「冬の日!」 感想

さて、今回は番外編。これにて放映終了と言うことになります。
終わってしまうのは名残惜しいですが、この会社/スタッフはこれからも良い物を作り続けてくれるはず。死ぬまで同じシリーズばかり描かされる漫画家や、シリーズを終わらせてもらえない作家の世界よりも、ずっとマトモだろうと言い聞かせながら視聴開始。

冒頭。それぞれ一人きりで過ごす軽音部各メンバーの姿は、冬の寒さを思い出させる映像。決して寂しいわけでも、芯から冷えるわけでもない(梓が猫に威嚇された橋は、陽が当たって暖かそうです)けれど、一人きりだとどこか足りないと言う画面作り。

一方、一人だけ普段と変わらず鼻歌交じりに歩く唯だけは、憂が並んでいることもあって隙がありません。
いや、あそこで一人だけ「普段(部活時)と変わらない」唯を出して主題歌に流れ込むのは、緩急の付け方として正しいんですが、いいのかそれで?(笑)

そして、何故か部室に揃っても相変わらず沈んだ表情のメンバー達。(唯除く)その後の展開と合わせて、結局軽音部において、全員をまとめているのは彼女だというのを、最後の最後に見せるんですね。
最終話のテーマは個人としての唯の成長でしたが、ここで最初から唯が仲間達の環の中で価値を持っていた事が解るわけです。
最後の部室のシーンで、天然同性キラームードメーカーとして各人を自然にフォローしている姿とか、象徴的ですよね。


そして、日常はあくまでも日常として、まだまだ続くことを示唆しながら幕。
あずまんが大王が示したのと同様、彼女たちはきっと、卒業後も集まって同じような関係を続けていくのでしょう。
それは、あらゆる意味で、全くもってリアルではない幻想の風景ですが、それだけに愛おしい。
少なくとも、見終わったあと、そんな「リアル」を忘れて彼女たちのずっと続く関係を夢想できたと言う事は、紛れもなく私にとって大切な作品となったことの証明です。

本当に、良い夢を見させてもらいました。
これだから、作品に触れることはやめられません。



ところで、後番組で大正野球娘。のCMが入っていました。トクマノベルズedgeの折り込み広告で、前から気になってはいたんですよね。この機会に読んでみようかな。
生まれる前の作品ですが、はいからさんが通るとか昔好きでしたし。



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