2009年08月02日

涼宮ハルヒの憂鬱18話 「エンドレスエイト」(その7) 感想

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)


さて、今週もやってきましたエンドレスエイト。
楽しい間違い探しをしつつ、まあ適当に視聴です。

ところが、今回は冒頭からキョンのセリフの切迫度が高く、ひょっとして大きな変化があるのかと期待してしまったり。私もまだまだですね。



例によってテレビの形も違うのですが、それよりはじめて床に座っているキョンの妹に目を引かれたり。顔の形が、いつもと違うというのもありますが。これじゃ、苺ましまろの千佳ですね。
一方、野球の結果は7回連続でレフト方向へホームラン。この辺は、本当に変える気が無いようです。




「二度と取り戻せない」時について語るハルヒの様子は、また切迫度を増した演出。ただ、毎回このシーン、流されたり流されなかったり適当なので、これだけで変化があると言う期待はできません。




今回、プールでの描写は少し綿密。長門と競争したり、プールサイドで鬼ごっことをしていたり。(冗談じゃなく危険なので、三次元では真似しないように!)
前回はじめて明確になった、「古泉とキョンが潜っているのは我慢比べ」と言う描写も健在です。
フラフープは、どこから持ち込んだか謎ですが……




さて、この辺りからデジャビュの描写が一気に加速します。壊れたレコードのように、短時間で反復するキョンの内面(これは、一番はじめのハルヒの電話を受けるシーンからですね)、モノクロームになってノイズの混じる視界。記憶と現実が重なる描写。
ループが、限界に達しつつあるとの描写です。




そして、喫茶店では古泉が、一瞥するだけでハルヒのリストを返却。ハルヒも「もういいの?」と不思議そうです。ここは今まで変化が起きることのなかった部分。




そして、待ってましたの主人公。ついに、喫茶店を出て間髪おかずに長門に声をかけます。
振り向く時のSEは、フラグが立った音にしか聞こえません(笑)
何より、これは、待たされ続けた視聴者と長門の気持ちが重なる部分。ここでシンクロ率を高めなければ、延々とループを描いた意味がありません。




しかし、それでも、やっぱり逃げるように長門に背を向けてしまうキョン。背を向けたまま動かない長門の姿は、余りに哀れです。

長門が最終的に「壊れる」理由は恐らく、ループを重ねたことではなく、ループの中でこうして何度も「希望をちらつかせては砕かれる」を繰り返されたためなのでしょう。
まあ、描写の目的が解っている以上「畜生」とは思っても、制作者に怒りを覚えたりはしません。13年前のアレとは違います。手抜きじゃ断じてないわけですし。

これは又バッドエンドかなあ、と思っていると、縁日の会場でまたモノトーン化現象。
みくるの髪型が変わって古泉が作務衣を着ている、などと言うのとレベルが違います。




そして、お面の購入シーンでは、顔をブラックアウトさせる演出と哀しげなBGMの追加。アニメオリジナルの話として、過去のループ、この時間この場所で何かあったと言う事なのでしょう。フラグを立ててキョンにお面を買ってもらったら、ハルヒが切れてループが始まったとか言うオチだったらどうしよう……




それにしても、これは一体なんでしょう?また、南米辺りの昆虫なのでしょうが。




さて、ここ最近では一番「重み」を感じさせる真相判明シーンですが、長門のこの「キョンに止められた後、一拍おいて口を閉じ、視線を落とす」描写は、正に壊れかけの機械。




「望遠鏡を見つめる長門」の描写は前回お休みでしたが、今回はアップで強調。
望遠鏡に関わる何かが、語られなかったループであったのか。
それとも単純に、「観測だけが任務」の自分に望遠鏡の立場を重ねて、物思いにふけっているのか?

ところで、あのロゴは多分VIXENだと思うので、古泉の望遠鏡はこの辺でしょうか?PORTAシリーズなのは間違いないと思うのですが。本体が完全な円筒形ですし。




そして、今回はなんと、他の娯楽は映像一切無し。この暮れゆく風景を背景に、キョンがやったことを並べて終了。しかしそのために、放映時間を3分余り残して最終シーンへ。歌を抜いても2分あまりあるわけで、何かがあるかも、と言う期待はできるギリギリの時間。




そして、真っ赤に染まった店内でうつむくメンバー。
一番最初のループ(12話)の感想で、キョンが満足しないように見えたから、ハルヒはループなんて事をしてしまったんじゃないのか、と書きました。その解釈が正しいとするならば、毎回こうやってメンバーが意気消沈していては、ループを抜けられるわけがないんですよね。




そして、ここで襲いかかる、今までで一番強烈な演出。映像ループに、ノイズと歪みとスローモーション。とにかく色々ぶち込んでいます。残り時間を睨みながら、久しぶりに手に汗握る展開。

ですが、結局今回もループ脱出ならず。
あそこまで強烈に演出を入れたので、エンディングテーマを省くというサプライズで、脱出を描くのかとも思ったのですが……

とにかく、楽しませてもらいましたよ。
次回は8回目と言うことでループ脱出の期待が非常に大きいわけですが、肩すかしで次の次くらいもあり得るかなあ。いやあ、私は非常に楽しんでます。
次週も本当、楽しみ楽しみ。



その他のハルヒ関係エントリーはこちら





同じカテゴリー(アニメ・映像系)の記事画像
「HELLSING X 上映イベント」に行って来ました
アニメ PSYCHO-PASS #06 「狂王子の帰還」 感想
アニメ版「リトルバスターズ!」 第6話感想
アニメ PSYCHO-PASS #05 「誰も知らないあなたの顔」 感想
アニメ PSYCHO-PASS #04 「誰も知らないあなたの仮面」 感想
アニメ版「リトルバスターズ!」 第5話感想
同じカテゴリー(アニメ・映像系)の記事
 意志決定の機会を与えられない物語『この世界の片隅に』 感想 (2016-12-07 00:00)
 「作家性」とは歪さと見つけたり/『君の名は。』感想 (2016-09-08 00:00)
 面白いのが一番!『ゴーストバスターズ』リメイク版 感想 (2016-09-02 01:00)
 素晴らしい、そして欠点だらけの怪作 『シン・ゴジラ』感想 (2016-08-04 00:00)
 これはダメな映画では? 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想 (2015-07-10 00:00)
 酷いなこりゃ 映画版Steins;Gate 『負荷領域のデジャブ』 感想 (2013-05-02 00:00)

この記事へのトラックバック
涼宮ハルヒの憂鬱4 笹の葉ラプソディ (第1巻) 限定版 [DVD]クチコミを見る

これでエンドレスエイトが完結したら、心から「おめでとう」を言い拍手したい気分でございますよ。ここまで演じ...
(アニメ感想) 涼宮ハルヒの憂鬱 第18話 「エンドレスエイト」【ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人】at 2009年08月04日 05:15
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。