2009年08月15日

涼宮ハルヒの憂鬱20話 「涼宮ハルヒの溜息I」 感想

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息


さて、「そう言えば、あいかわらず次回予告って無かったな」と視聴直前に気づいたハルヒの20話です。
いきなり運動会の場面から始まりますが、これってアニメのオリジナルですよね?

ひょっとして、オリジナルのエピソードを入れるのかな?と期待して居住まいを正しつつ、視聴開始。



お久しぶりの谷口・国木田コンビ。日陰で体育座りが非常に彼ららしくて、ああ、(エンドレスエイトではなく)ハルヒが始まったんだなあ、と言う実感が。
とりあえず、シートに上がる時は、靴を脱げ。




しかし、あの学校は第一期から引き続きブルマですが、違和感がありすぎるのでやめて欲しいなあと思ったり。
何より、ハーフパンツかスパッツのが、はるかに萌えるじゃないですか!


で、結局タイトルが出て今回の話が「溜息」の1だと言うことが解るわけですが、やっぱり「消失」は二期に回されたんですね。
まあ、大本命のあれを投入するなら、もうちょっと真面目に宣伝をしているでしょう。前に予想したとおりになりましたが、予想どおりだと少しつまらない感じ。勿論、常に裏切り続けて欲しいというのは、実に理不尽な要求なわけですが。

確かに、「溜息」であれば、あくまで一期の補完という位置づけの今次放送にはうってつけですしね……


それにしても、ハルヒが語る「文化祭は凄くなければダメ」と言う言葉は、我々オタクとの親和性が高い内容ですよね。
「なんで自分のスクールライフは漫画や小説や映画と違ってドブネズミ色なんだ?」と言う不満は、仮想現実過剰摂取症のオタクにとってありふれたもの。そんな仮想現実のアンリアルな楽しさをリアルに持ち込もうとするハルヒは、オタクの対極であると同時に極めてオタク的です。
ハルヒの行動がDQNそのものなのに憎めないのは、「見てくれが美少女だから」と言う身も蓋もない事実以外にも、この辺に理由があるのだと思います。




ハルヒさんの「今日のツンデレ」は、このショット。
具体的にどうなれば文化祭が楽しいのか、とキョンに聞かれた時、彼に向けた表情です。まあ、つまるところ「そう言う事」なのでしょう。




ところで、このカットですが、今回まるでカメラで撮影したような作りのショットがいくつか入っています。
カメラの揺れが見えるようなこの直前のカットと言い、どう言う演出意図なんでしょう?




「SOS団専用スマイル」は、本当に良い笑顔ですね。
これを見ると、今回の作画は、デフォルメを効かせる方向に力を入れているから違和感があるのかな?と思ったり。

ただ、このシーンでは上手く機能してますが、他ははっきり言って微妙。特に人物の構図がおかしな場面がちらほら見えます。古泉が身を乗り出している所とか、遠近法がおかしい気が……
少なくとも、エンドレスエイトの時の方が文句なしに凄かったというのは、どうなんでしょうね?


一方長門は、今回終始ほぼ全く無言で、目の前を見つめたまま。動きも不自然なまでに機械的で、非常に解りやすい絵になっています。ただ、あんまり長門を「壊して」しまうと、「消失」までの期間あれだけ活躍している事と齟齬が出てしまいます。
この辺は、上手く演出で処理できているようには見えず、残念。


最後に、本編とは関係ないネタですが、超光速航法を実現したければハルヒを宇宙船に…… の下りは、「銀河ヒッチハイクガイド」の不可能性駆動ドライブのネタですね。
そう言えば、確かに原作にもこのネタがありました。


「溜息」は特に見所もない、「朝比奈みくるの冒険」のネタ解説的エピソードなので、エンドレスエイトよりも期待度が低くなる感じ。
最後で上手く消失への引きを作らないと、今期自体が完全な失敗呼ばわりされてしまいそうです。
さて、「終わりよければ全て良し」に持って行けるかどうか。



ところで、前に紹介した「ドラえもん+エンドレスエイト」のWEB漫画が、大団円を迎えていました。

完結編(別冊兄弟拳blog)

本当に、ハルヒとそして藤子先生への愛に溢れた、素晴らしい作品です。オチの長門とか、「ドラえもん」らしすぎて涙が出ました。
初期のオタクにとってアトムがそうであるように、ドラえもんが読者世代に与えた文化的影響は、測りしれませんね。


小学館が全集発売を機に、こう言うのを集めたアンソロジーを作ったら、凄いものが出来るんじゃないでしょうか?
もともと先生存命中から、他の作家がドラえもんを描くなどと言う企画は良く雑誌でありましたし。(「のんきくん」の作者の描いた奴とか。それにしても、今調べてみたら、この人も死んじゃってるんですね……)


のんきくん 1 (ぴっかぴかコミックス)
のんきくん

↑「のんきくん」自体も絶版で、リンク先のとおりAMAZONでも品切れ。
こう言うのを見ると、国でも自治体でもいいから、図書館を整備して収集・整理をきちんとやって後世に残して欲しいと、切に思います。
例の箱物も、作る場所みたいな下らない話はどうでもいいので、国が滅ぶまで存続できる収蔵図書館ととして仕切り直して欲しいですね。
政権交代後、方向転換が起きることを期待します。麻生政権の遺産と言うことで単に中止してしまうのは、さすがに勿体ないと思うので。



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