2009年08月30日

おおかみかくし 経過1

おおかみかくし
おおかみかくし(PSP)

携帯機だけあって、プレイ時間の捻出は用意。と言うわけで、前回の続きです。

誤字が散見される(不自然・異常という意味で「可笑しい」を使うのは、明らかに「おかしい」)事やアイキャッチが一種類しかなく雰囲気と合っていないなど、やっぱり開発期間・純粋なデータ量の不足が垣間見えます。


さて、本編に入りまして、最初の選択肢で迷わず妹を優先。その結果分岐した、妹ルートこと「双奏輪廻」の章をコンプしました。
驚いたことに、ONE ~輝く季節へ~あたりを彷彿とさせる、ガチンコの難易度でした。
選択肢の数は多くないのですが、それが全てクリアフラグになっている、実に懐かしい仕様。
ですが、「何故その選択肢ではいけなかったか」がある程度明確なので、クリア後に理不尽な怒りは余り湧いてきません。これは高ポイントです。

とりあえず、これからプレイする方は、環境設定でクイックセーブの対象を「選択肢」のみにし、バッドエンドになったら選択肢を一つ一つ潰していくことを勧めます。アクトペディアはシナリオ分岐つぶしにはほぼ役に立たない代物なので、フローチャートを書くのも手。

攻略WIKIを見ればいい?それは、最後の手段って事にしましょうよ……


さて、この妹ルートですが、に「男性として」(by 美少女ヒロイン)迫られるシーンで、選択肢を用意しなかったスタッフは、腹を切って死ね!

勿論これはコンシューマ。清く正しいCEROカテゴリ「C」の一般ソフト。でも、そう言う問題ではない!そこに選択肢があること。それこそがノベルゲームの醍醐味!!

いやね、ぶっちゃけ、応じる選択肢選んだら即死で良いんですよ。神の鉄槌的な展開で無問題ですよ。結果はどうあれ、そこにプレーヤーの意志が介在できるのが大事なんですから。

「ひぐらし」みたいな選択肢無しの物ならともかく、この場面でのオート進行は嘘でしょう。
あれですか?完全版出るんですか?パソコン移植ですか?それとも、冬の海辺で本を漁れという話ですか?


閑話休題、このルートについては上手く伏線が張られ、一週目の時のようなヤレヤレ感はありません。
上手く謎を盛り上げ、垣間見える町の気色悪さや、日常に入り込んでくる異物を強調できています。(最終的なカタストロフが余りオカルト的で無いという点は引っかかりますが)この調子で他のルートも構成されているのなら、結構期待しても良さそうです。

思わせぶりに出てくるハクローサマと言う単語にしても、(「白狼様」なのは間違いないですが)まだ複数の解釈が可能で、ちゃんと話を「引っ張る」役目を果たしています。

やたらと出る犠牲者にしても、異常の兆候としてギリギリ許容範囲。(普通にあのペースで人が「引っ越し」ていると、町の人口維持は不可能でしょう)設定や物語は、まだ破綻に至らず踏みとどまっています。

何より、との距離感が素晴らしいですね。ツンデレのような解りやすい好意(何という自己矛盾溢れる文章!)ではなく、兄への怒りと好意が交錯する様子が実にリアル。ついでに、主人公が妹に対して抱いている負い目も、説得力に溢れていて泣きそうです。
実際に弟妹がいる人は誰でも、ああ言う無思慮な言葉をぶつけて傷つけた経験は、絶対あるわけです。作中のようなカタストロフに繋がらずとも、それはあとになって見れば後悔するには十分でしょう。
本当、色々と思い出されて「痛い」です。妹物として、まことに堅実。さすがはKONAMIです。


もっともシナリオ全般について、分岐しても共通部分が多く、スキップを使用するとあっという間に終わってしまうのは、不足感ありあり。また、重要であるはずの伏線が各バッドエンドに分散しているのは良く解らない仕様です。コンプまでの時間引き延ばしでしょうかね?

あとは、バランスとして、男の友人キャラが一人いれば、場面転換にも伏線のバリエーション増にも使えて良かった気が。NPCはやっぱり足りません。

とは言え、モチベーションは少し回復したので、この調子でフルコンプを目指していきたいと思います。
細かく具体的な文句が出るのは、冨樫義博が言っているとおり、作品を楽しんでいる証でもあるわけですから。


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