2009年11月03日

コミケ生みの親の遺産「米沢嘉博記念図書館」オープン


「米沢嘉博記念図書館」オープン 漫画誌など14万冊(ITmedia)


半年前に取り上げた、明治大学がコミケの父・米沢嘉博の寄贈図書を中心として設立した図書館が、正式に開館したようです。

収蔵図書は、リンク先のとおり14万冊「以上」。漫画だけでなく、戦後直後のカストリ雑誌(エロ本)まで収蔵。前にも書いたとおり、資料的価値は計り知れません。


ただし、公式サイトを見ると、かなり利用の敷居は高そうです。

詳しくはここに書いてあるのですが、明大生でない限り、利用料を払った上で館内貸し出し(事実上の閲覧)一冊ごとに百円が徴収されます。これだと、研究目的での利用は辛そうですね。

一応、Q&Aページによると、研究目的利用は別枠を用意する予定のようですが。

また、お台場のあの計画を潰す代わりに、政府が支援を予定しているようなので、そうなれば当然開放性も高まるでしょう。何にせよ、貴重な資料が多い訳なので、ある程度のセキュリティは必要でしょうし。

むしろ、早めにマイクロフィルム化し、千年残せる体制を整備して欲しい所。

それにしても、上記Q&Aページの内容を見ていると、目が眩むほどの資料ですね。特に、コミケの見本誌が全て揃っていると言うのは、日陰者である同人文化のタイムスタンプが、半年おきに記録されていると言う事です。ここまでまとまったサブカルチャーの資料というのは、そう無いでしょう。何しろ、営利企業も政府組織も研究機関も介在しないにも関わらず、資料が「残る」という事自体が奇跡なのですから。

正直、余りに量がもの凄すぎて、自分で観に行こうという気は余り起きないのですが、この膨大なデータを利用して、有為な研究が出てくる事を、期待せずにはおれません。


いやあ、本当に素晴らしい。
オタク文化はいつか必ず消え去るわけですが、その中の数十年間について、きちんとまとまった資料が残ることが確定したわけです。それは言わば我々オタクの生きた証。勿論、残るのは制作物だけですが、そこには必ず買い手・消費側の介在があり、総体として文化とそれに関わった人間全体を記録の射程に収めるわけです。

こんな素晴らしい事は、そう無いでしょう。
今後は、ゲームや音楽やコンピュータのハード・ソフトについても、同様のアーカイブが整備されていって欲しいものです。情報が残らない文化は、なかったのと同じ事になってしまうのですから。




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