2009年11月06日

ささめきこと 第5話 「friends」 感想

ささめきこと
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前話までの感想はこちら


第5話は、大きなイベントがあるわけではありません。女子部却下の善後策についての進まない話し合いと、風間家の家庭の事情が明かされるだけです。ですが、こう言った日常描写の回は絶対に必要。と言うか、この回は彼女たちの「日常」を形成するための話になります。
当然、面白さが劣るわけでもありません。むしろ、小ネタの仕込みが自然にできるという強みがあります。

後半の山である、以下のシーンなどその典型。




犬猿の仲の凸凹コンビによる、料理対決一本勝負。




結果はまあ、大方の予想どおりと申しましょうか……




朋絵さんは、実は男って事にした方が違和感無さそうなほどナイスガイですね。




一方、主人公の妄想のオッサン臭さも相当な物。
結局この作品、「百合キャラの片割れは男らしい」というスタイルになっているせいで、安心してみていられるのかもしれませんね。それは逆に、百合物ならではの描写を削いでしまうことにもなるわけですが、そこはノスタルジックなイメージ統一で良くカバーしていると思います。




主人公の部屋に置いてあるのが、CDコンポやデジタルプレーヤーではなくレコードプレーヤーだったりするのはその典型。直後の夕日に染まる団地の風景も、作品の色を良く映していると思います。




そして、風間の家にも飾られているツーショット写真。らき☆すたで、かがみの部屋に飾られていたプリクラを思い出しました。
携帯で撮ったはずなのに、わざわざフィルムに落とすレトロ感こそ!


ペギー葉山の名曲「学生時代」(リンク先はYOUTUBE。改めて聴くと、この作品にぴったりですね)を思い出させるような、ノスタルジーとしてのソフト百合、何でしょうか?一昔前の少女漫画風、と言うのは褒め言葉として使って良いのかな?


ひどい妄想オチや風間の顔芸も活かしつつ、最後はきちんと締めて終了。




ラストシーン近辺のこの辺では、鳥追さんがとても印象的。幸せそうにたこ焼きをほおばる姿と背景の切ない街の灯が、良くマッチしてます。

普通これは、夏祭りの帰りなんかに使われる背景ですが、理由は題名が示すとおり。
彼女たちは、友達と楽しく過ごす時間を手に入れた訳です。「登場人物が全員百合」なのではなく、「同じ価値観をもつ仲間が集まっている」と言う事。今回の話は、そう言う世界観のエクスキューズなのかもしれません。
勿論、だからこそそこには鳥追さんの存在が不可欠なのでしょう。価値観は共有しないけど、それを受けいれて友人として共にある彼女は、この作品で最も大事なポジションを任されていると思います。


さて、今回の次回予告は意味不明でしたが、この後ってどう言う展開でしたっけ?


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