2009年11月08日

EU3 インノミネ その3 ビザンツ帝国の復活 序章


ヨーロッパユニバーサリスIII コンプリートパック版 【完全日本語版】


前回まではこちら


前回の明が、反乱軍に包囲されて史実より大分早い滅亡を迎えたところで、本格的なプレイをはじめる事にしました。

勿論、プレイ開始は1399年。選びたい、つまり面白そうな国は、以下の条件になります。

1,地域はヨーロッパ~イスラム圏まで
2,ラテン技術(進化速度が最高)ではないが、そこそこ使える技術
3,大国はダメ。小国が良い
4,史実では余り幸せではない国

そして見回した所、ありましたよ。条件を完璧に満たす、素敵なお国が。

と言うわけで、ビザンティン帝国です。
東ローマの帝冠を継ぐ正調の専制国家。技術は東方で、文化はギリシア。宗教もギリシア正教。つまり、ラテンより一段下の技術と、微妙な文化圏、そして異端(カソリック)と異教徒(ムスリム)に包囲された素敵ポジション。しかも、初期状態で州はわずか二つという絶望的な状況です。
ただし、首都州トラキア(コンスタンティノープル)は、この時代最強の防御力を誇り、海軍だってないわけではありません。中核州(自国の物だ、と言う正統的な主張がされている州。占領してもペナルティがほとんど無い上、これを保有している国にはペナルティ僅少で宣戦布告できる)もやたらと豊富。伸びしろはあります。

と言うわけで、凄い勢いでチョイス。
初期保有軍備は歩兵が2000に艦船4隻。小国としては悪くありません。州が飛び地なのは問題ですが、その州は最大の敵・オスマントルコと接していないと言うのはありがたい所。

まずは、1453の史実での滅亡年を超えるべく、国力回復に努めます。アクイレイア・キプロス・ロードスと言ったギリシア島嶼部をを回収し、軍を一万程度まで拡張。海軍も増強に努め、1420年代には立派な中堅国にのし上がりました。

ところが、この段階で東部国境を安定させたオスマンが、満を持して宣戦。史実と違ってヴェネツィアもジェノヴァも援軍を送ってくれず、教皇領のヘッポコ艦隊とワラキアのゴミみたいな歩兵部隊以外に来援は無し。拡張していた軍隊は緒戦でオスマンの主力1万5千に敗北し、あっという間に諸州は陥落。ビザンティン帝国は、地中海の藻屑と消えました……

全く話にならないので、気を取り直してリセット。色々分析します。
まず、同盟国を増やすというのは、まず無理。外交攻勢にはお金がかかりますが、ビザンツは貧乏です。(小国だから……)中堅国にのし上がるべく小国を回収すると、「評判」(外向的悪評)が上がってしまいます。これを下げている余裕は、もちろんありません。

そもそもビザンツはギリシア正教ですから、カソリック国はろくに相手をしてくれません。精々、モンテネグロとワラキア止まり。グルジアが仲間になってくれることもあるのですが、大体オスマンより先にティムールにボコられています。キリスト教徒の防壁・ハンガリーは、ポーランドと殴り合っていて余裕無し。

と言うわけで、一国で何とかするしかないと言うことが解ります。
もっとも、オスマンはイスラム教国なので、東西からの挟み撃ちはありえません。(オスマン自体の領土が、東西からビザンツを包囲してますが……)何とか策を練ります。

何度かリセットを繰り返した結果、カギとなるのはオスマン・ティムール戦争の行方だと解りました。
オスマン帝国は初期状態で、当時世界最強クラスのティムール帝国と交戦中です。国力では圧倒的にティムールが上なので、オスマンがこの戦争で押し込まれれば、ビザンツが便乗する機会が見えてきます。

しかし、そう上手くは行きません。ティムールは不安定な部族性国家であり、元首が死ぬと一気に安定度が下がり、オスマンと和平してしまいます。従って、タイミングは非常に重要。しかも、場合によってはオスマンが戦争に勝ってしまう展開もあります。

ですから、ここはさすがに運頼み。色々試しながら繰り返すこと数回目、完璧なタイミングでオスマンに宣戦することに成功します。

まず、オスマン主力が敗北し、ティムールが小アジアを席巻した状態で、赤字を垂れ流しながらそろえた騎兵8千+歩兵2千を持って宣戦を布告。ダーダネルス海峡の封鎖は、ゲリラ戦を使えば数ヶ月なら可能なので、その間にギリシアからオスマン軍を一掃します。そして、エーゲ海沿岸の諸都市を攻略つつ、ティムールとの戦争で傷ついたオスマン主力を迎撃。ティムールがオスマンと和平した後、オスマンが完全に体制を立て直す前に、数州の領土を占領し、持久体制を構築します。

なお、このモデルでも、2回くらい戦争中に財政破綻が発生(小国が万の軍を保有するなど、無謀の一言なのです)し、戦争続行が不可能になって最初からやり直しました。借金怖いよ、借金。利子の支払いだけで財政が回らなくなり、元本整理が出来ないまま吹き飛ぶ小国…… インフレ率も大変なことになっており、無理な軍備が国家を殺すと良く解ります。

閑話休題、リセットと試行錯誤の果てに、2州を割譲させて対オスマン戦争は終結。さらに、オスマンがこの戦争の痛手から立ち直る前に、強引にキプロスやロードスと言った小国を回収します。これで州の数は10を超え、財政は何とか安定。常備軍12000を養えるようになります。

そして、休戦条約も開けた1410年代。ビザンツ躍進のカギとなるイベントが発生可能します。
それは、「自由拒否権」。

これは、国内の貴族の権利を大幅に拡張する、と言う法律を布告すると言う選択です。このゲームは、条件を満たすと布告できる法律が幾つも用意されており、それぞれ利点と欠点がセットになっています。

これの場合、中央集権が減少し貴族の権限が増し、(そりゃそうです。貴族の特権を設定するんですから)その代わり、大量の軍隊が無償で提供されます。つまり、貴族と取引するわけですね。無償提供される軍隊の数…… およそ1万強!

つまり、突然常備軍が二倍になるのです。勿論、こんな大量の軍隊を養う財政力は、ビザンツにはありません。しかし、逆を言えば、「保有する軍に見合った領土」を、周辺から奪い取ればいいのです!

と言うわけで、この法律を布告し、得られた軍隊を編成した後、即刻オスマンに宣戦を布告。地の利を活かしてギリシアからオスマンの守備隊を駆逐し、ダーダネルス海峡を越えて侵攻してきた軍を各個撃破。何しろ、2万を超える軍勢は、この時代では破格です。ついには、騎兵のみで構成された軍を持ってダーダネルスを超えて逆侵攻。海峡反対側の州も幾つか占領し、軍に見合った領土の獲得に成功します。

もっとも、オスマンを屈服させた後も、かの国と同盟を結んでいたキプチャク・ハン国に攻め込まれ、危うく主力を撃破されかかったりしたのですが…… モスクワ大公国がキプチャク・ハン国とドンパチを始めてくれなかったら、どうなっていたことか。一方、高まる厭戦感情を振り切るように和平成立直後に黒海沿岸へ進出。小国から州をかすめ取り、財政の安定を確立しました。
領土は飛び地だらけですが、この段階で国勢は安定。領土を削り取られたオスマン帝国は、絶頂期を迎える前に衰退に入り、保有艦隊も激減しています。(養えないから)

こうして、ビザンツは復活への第一歩を踏み出したのでした。以下次号。




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