2010年01月07日

リトルバスターズCE 感想2 クドリャフカ編

リトルバスターズ! Converted Edition
リトルバスターズ! Converted Edition


前回までの感想は、こちら


無印をプレイしたときと同様、最初はクドリャフカルートになりました。
クドはルート後半がわかりにくすぎた事もあり、エクスタシーの段階で大幅に加筆修正されていたそうです。EX→CEの変化は解りませんが、無印と比べると、解りやすい反面色々と違和感が。私はEXはやっていないので、気付いた変更点は無印からの物になります。

まず、クドが喋るロシア語に日本語対訳がつくようになりました。これは、正直要らなかったのではないかと思います。もともと大した事を言っていない上に、「Я люблю тебя」みたいに、訳したらぶち壊しな単語を訳しているのが問題。理樹が言っているとおり、あれは場面で何言ってるかは一目瞭然なのですから。彼女の「えきぞちっく」な雰囲気を出すための小道具として、訳など付すべきではないと思います。
ちなみに、付された訳は「私は本当にあなたが大好きです」ですが、本当は単なる「I love you」です。

シナリオの追加については…… とりあえず、設定が余計こんがらがった面が。あの世界の伏線を増強したのでしょうが、クドが遺品を「あの世界の」修学旅行前に受け取り直し、また「修学旅行後」が語られているのでおかしな事になっています。来ヶ谷ルートのあれをのぞいて、初期キャラのシナリオは全て修学旅行前に終わっていたはず。ループ構造が繁雑になるので、避けるべきではなかったかと思います。

後はまあ、ノリノリで宇宙用語ばらまくなら、ちゃんと宇宙に絡むシナリオにしろよ!と言うのが……
クドが抱えている問題は「こうもりさん」になぞられる、自他イメージの不一致。「こすもなーふと」に関するアレコレは後半唐突に出てくるだけで、前半ときちんとリンクしないままです。「ツィオルコフスキーの梯子」とか、ネタは大好物なのですが、シナリオでの使い方が中途半端で悲しくなってきます。何でそこで出てくるのが「新型実験炉」なのかとか。「ケミカルハザード」は飛び散ったCNTによる汚染と予想できますが、実験炉ならNハザードのはず。色々チグハグです。

このせいで、最後に追加されたクドの宣言も宙に浮いてしまってますしね。そ・れ・と!「世界の秘密」を前提にすれば、「思い出した」クドがあんな脳天気に宣言を出すのはおかしいのでは?「いい話」で落としたかったのかもしれませんが、個別シナリオはグランドエンドへの伏線・踏み台がメインの役割。物語の軸にブレを生じさせるのはいただけません。
どうせやるなら、グランドエンド後に、ファイアーエムブレムのエピローグ的な物を入れれば良かったのでは?あるいは、あんなわけのわからない追加シナリオ(あの事件がなかった世界の未来、って何!?)ではなく、きちんとした後日譚を作るか。


それにしても、クドが自分で言っている「ロシア語は片言」と言うのは、どこまで本当なのでしょうね?良く発音が滅茶苦茶になっていますが、(アクセントが消えている事が多い)無意識に数をロシア語で数えていたり、設定としてはペラペラではないかと思われます。


最後に、今回気付きましたが、音楽の切り替えが下手で、ノイズが入る事がよくありました。クライマックスでやられるとガッカリなので、何とかして欲しかった所。


とまあ、不満ばかりなのですが、やっぱり基礎部分は非常に面白いです。真相を知った上で全ルートを読み返しているような物なので、各キャラの立ち位置やどの程度「真相」に関わっているかが見えてきて、最初と違った楽しみ方もできますし。
ただ、逆を言うと欠点も全て引き継いでいるわけで。個別ルートに入った瞬間ミニゲームが全てなくなって異常に単調になったりとか、そのままですしね。

結局の所リトルバスターズは、悪く言えば恐ろしくバランスの悪い、またはグダグダな未完成品、良く言えば荒削りで可能性を山盛りにした意欲作なんですよ。
勿論、このチームの最高傑作はONEで、心のゲームがガンパレードマーチ(最初のゲームだけ)の私にとって、これは最高クラスの褒め言葉です。

まあ、いざとなったらスキップモードを駆使して追加キャラとグランドエンドだけ見るという手もあるので、気楽に進めていきたいと思います。もっとも今の所、画面展開やキーレスポンスで苛つかされても、全文スキップモードに手が伸びる気配は全くないですが。


P.S.
野球ゲーム、こんなに難しかったでしたっけ?コンボが10を超えないのですが。バットの当たり判定とスイング速度、もっと大きくなかったですか?まあ、単に私が下手になっただけだと思いますが。
前やった時は、とにかく猫がウザかった憶えがあるのですが、今回空振りが多すぎて困ります。



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