2010年01月25日

都議会島嶼部補選 小沢問題関係無いとしか

現職死亡に伴う都議会の島嶼部補選で、民主党が敗北しました。

島部の東京都議補選、自民が圧勝 民主「小沢氏事件も影響」(共同通信社)


>三宅氏は10796票、池田氏は4674票。選挙区は伊豆、小笠原諸島で投票率は67・21%。


と言う結果で、確かに「圧勝」です。ですが、記事中の民主党都連幹部の言葉にあるように、小沢問題の影響は、そんなに大きいのでしょうか?

何かの影響を測る場合、対照群を設定するのが基本中の基本になります。そこで、前回民主党が圧勝した都議選の際、どのような状況だったか見てみましょう。わずか半年前です。

自民党現職: 12,520
民主党新人: 3,855
投票率 : 70.72%

ザ・選挙の該当ページより。(島嶼部の結果は最下段です)


……あれ?
得票率で行くと、前回が約76.5%、今回が約69.8%。むしろ、民主党は健闘している事が解ります。

もし小沢問題の影響があったとしても、(そりゃあ、0ではないでしょう。一人でもあの問題を念頭に投票行動を変化させた人間が居ればいいのですから)微々たる物でしかないでしょう。

共同通信が適当な事を書くのは結構ですが、他のメディアも直近選挙との比較すら行わないというのは、手抜きも良い所ではないかと思います。


なお、島嶼部というのは、典型的な「日本の田舎」です。まともな産業はなく、過疎化も進み、公共事業以外に働き口も現金収入も見込めない。そんな場所で、与党(この場合は都議会)の候補以外が勝利する事は至難です。よしんば政権交代があっても、口利きルートを確保している現職やその後継者は、圧倒的に有利です。もっとぶっちゃけた事を言えば、後援会をはじめとする地縁団体がガチガチに票を固めていますから、国がひっくり返っても議席は動きません。記事中にあるとおり、自民候補の売り文句が「公共工事を基盤とした島の振興」な時点で、もう見え見えの話です。

ただ、地縁と無縁の外来系住民(企業や公共機関の赴任スタッフが典型)が一定数居る事を思えば、民主票は減るのが自然なはずです。民主党が票を伸ばし健闘したと言えるこの結果は、それなりに意味がありそうです。つまり、「小沢問題」の影響は国政レベルでも大して大きくない、と見ていいのではないかと。もともと「そう言うキャラ」である事が知られていた小沢ですから。

とりあえず、政権交代後も懲りずにリークによる世論誘導を繰り返している検察には、とっとと全面可視化法案をぶつけてやればいいと思います。と言うか、原動力は小沢の私怨でも民主の怨念でも構わないので、これだけは民主が野党に転落する前に通しておかないと、政権交代の意味がありませんから。




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