2010年02月24日

相変わらずの言いぐさ CCIFの脅し文句

3月からWinny違法利用者に警告メール - 著作権団体らISPと協力


取り組み自体は普通の事なので、まあ適当に頑張ってねと言うしかないわけです。

ですが、彼らがそんな大人しい話だけをするはずもなく、相変わらず自己の利益を正義にすり替え、言いたい放題言っております。

その中でも素晴らしいのが、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)専務理事 久保田裕氏。この手の場所には必ず顔を出し、口角泡を飛ばしているのはおなじみですね。
別にゲーム業界が落ち目なのが、P2Pの起因なんかじゃないのは、馬鹿でも解るわけですよ。割られないならOKなら、PS3のソフトはなんで死屍累々なんですかね?コピープロテクトでも何でも結構ですけど、そのコストをクオリティアップや宣伝に使った方が良いんじゃないですか?常識的に考えて。

私は、顧客を泥棒扱いする一方で、顧客が異常者扱いされても反論一つしようとしないあの団体を、一切信用していません。

と言うわけで、今日のありがたいお言葉。

>久保田氏は、著作権侵害を繰り返す結果、より自由なインターネット利用を損なう法改正につながるなど「自分の首を絞めることになる」と警告。メールの段階でユーザーが利用をストップする自主的な対応を促したい考えだ。


キーワードは「自分の首」です。
いやあ、ビックリですね。インターネットを監視下に置き、スリーストライクポリシーのような滅茶苦茶な規制が敷かれたりすると、当然私やあなたの「首」は絞まります。で、その原因は「自分」がP2Pで著作権侵害をしていたから、だそうです。

大前提となる事を指摘します。スリーストライクポリシーや、ISPへの過重義務、インターネット監視の強化が反対されるのは、影響が大きいからです。
まず質的には、たかが著作権侵害ごときに見合わない強力な武器を国家と著作権団体に与える事になります。
そして量的には、著作権侵害とは何の関係も無い(著作権を一切侵害しないネットの利用はそもそも不可能、と言う話は置いておきます)大多数のユーザーに、負担を押しつける事になります。
久保田氏は、あいかわらずその部分を故意に無視し、侵害者と一般ユーザーを十把一絡げにすると同時に、強力な規制が導入されようとしているのは、P2P利用者が悪いからだ、と言っているわけです。
言うまでもありませんが、規制を導入しようとしているのは彼らです。彼らが誰かから被害を受けている事は、加害者への過剰防衛や、無関係な者への攻撃を正当化しません。

ええと、凄く解りやすく言うと、こう言う事です。

「反乱軍諸君、ただちに武装解除して投降せよ。さもなければ、都市に無差別攻撃を加える。その結果民間人が死ぬかもしれないが、そんな事は知った事ではない。なぜなら、それは『君達』の責任だからだ」

いやあ、素晴らしい理屈ですね。いつも思うんですが、なんで著作権団体の皆さんは、悪役のロールプレイがお好きなんですか?
素で言っているのだとしたら、お願いですから社会の表舞台に出てこないで頂きたい。

何度も言いますけれども、著作権と言うのは経済的な特殊権益で、それを巡る違法合法各種の闘争は、単なる金の奪い合い・配分問題です。その程度の事をテコにして、今や文明のインフラと化したネットワークの利便性を低下させ、いわんや無関係な所に被害をばらまく規制を要求する彼らこそ、パブリック・エネミーに他なりません。

まとめると、こう言う事です。
「お前らの利益なんぞ知った事か。自分の利益なんだから、裁判と啓蒙で、好きなだけ自己防衛しろ。法律を作って、社会のルールまでねじ曲げようなんて、おこがましいにもほどがある」


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