2010年03月04日

石原は前からあんなですよ

例の東京都の滅茶苦茶な表現規制問題ですが、知事が自民のお手盛り質問に答えて、もの凄い事を言ってますね。

東京都の議事録ページの、川井しげお自民党議員の質問の所です。4:27:00辺りから。

ポルノに表現の自由を主張するのは自由のはき違え、だの、「おぞましい」から規制しようだのと、いつもの石原節。

それにしても、映像を見ると、もう完璧にろれつの回らない半痴呆状態だと見て取れるんですが…… あんな状態の人間の言葉を、ツッコミもなく垂れ流すマスコミは、何やってるんですかね?


一つ驚いたのが、作家という肩書からか、石原のこの発言に驚いている人も多いようだと言う事。保守的な言動のおかげで、ネットでは「解っている人」と言う認識があったのかもしれませんが、彼はいつでも「俺の認識=正義」と言う内容をぶちまけているだけですよ。左右問わず、一番ろくでもない種類の人間です。

今までも、若者文化や性的表現に、噛みつきまくっているわけですし。

まあ、昔は口先だけは若者の味方と言ってましたがね。何の事はない、その時言っていた「青年」「若者」というのは、自分自身の事に他ならないわけです。自分がそのカテゴリから外れれば、手の平を返すだけの事。その程度の人間です。(まあ、文学者が人徳溢れる存在であるわけがない、と言う身も蓋もない見方もできますが)

岡林信康が「クソくらえ節」で行っている揶揄が非常に適切ですので、引用。

>ある日 おエラい小説家 選挙に立ってこう言った
>青年の国 作るため わたしゃ文学捨てたのよ
>甘えるな この野郎 甘ったれるなこの野郎
>弟つれて選挙やるなど ジジィのやることだ

放送禁止歌文庫版、P222より)

私が聴いた事のあるライブ音源では、「青年の国を」と歌っていました。
ちなみに、最初に都知事選に立った時も、「石原裕次郎の弟」をアピールしていましたねえ。
最初から権威におもねってサブカルチャーなど叩き潰したくて仕方ない人ですから、これを機に期待するのなんかやめましょうね。と言うか、戸塚ヨットスクールをはずかしげもなく支援している人が、「児童の保護」なんて、本当に考えるわけ無いわけで……


とりあえず、これまだ条例提出段階。都議会は去年の選挙のおかげで少数与党でありまして、そのまま通過はまずあり得ません。地元の議員さんに手紙を送るなどして、対処していきましょう。間違っても、メールボムやヒステリックな言葉遣いにならないように注意して。


それと、言いたかないですが、感情剥き出しで迫ってくる相手を前にして、規制される側を「お前らがやり過ぎたからこんな事になったんだ」というのは、不毛どころか有害な事ですよ。対象として上げられるのは、同人誌や"過激な"ゲーム、ジュニアアイドルのDVDや少女漫画ですね。関連スレでもボチボチ見かけるんですが。
今回の発端である「性暴力ゲーム規制」の時もそうですが、規制派はそれこそ戦前並の統制を敷きでもしない限り、満足しません。むしろやり玉に上げられた対象については、一緒に戦おうとか支援しようとかするのが王道です。ソフ倫への非難と一緒にしてはいけません。あれは、言わば敵前逃亡に対する批判です。煮詰まった状況で、「誰が最初に引き金を引いたか」を問題にしても、何の意味もありません。ガヴリロ・プリンツィプに一次大戦の全責任があるわけでも、聖地管理権問題が起きなければクリミア戦争が起こらなかったわけでもないのですから。



他の表現規制関連エントリーはこちら





同じカテゴリー(社会)の記事
 ふざけないでいただきたい/オリンピック盗用ロゴの擁護について (2015-09-07 23:00)
 色々面倒くさい憲法9条の話 (2013-01-05 20:00)
 あっはっは! (2012-06-27 22:00)
 この国、政治的に詰んだって事ですよね (2012-06-26 22:00)
 著作権が守る物/行政の公開情報を引用して逮捕と言う麗しき世界 (2012-04-17 22:00)
 誰が為の公共性/アレフ施設へのガス供給工事不許可適法判決 (2012-03-15 20:00)

この記事へのトラックバック


せめて二次元が好きな人だけでも、この件を風化させちゃいけない。

某所のコメント。
>表現の自由を履き違えてるとか、
>オマエこそ...
【改めて】石原慎太郎の訴訟モノの暴言を許すな!【拡散推奨】【表現規制について少しだけ考えてみる(仮)】at 2010年03月05日 15:09
この記事へのコメント
先日は大変失礼いたしました。補足したいことがあるのでコメントさせていただきます。

今の時点では成立の可能性はないと断言はできないと思います。
元々、オール与党で前回の青少年条例改定の時に反対したのは、共産党と福士敬子氏だけだったそうです。

都議会選挙後は、土屋敬之氏が除名されたこともあり、民主党も対立路線を取っているそうですが、成立することが無いと断言することはできません。

電凸した人によると、民主党も生活者ネットもまだ対応を正式にまとめていないそうです。
Posted by slpolient at 2010年03月07日 20:39
勿論、成立の可能性はあります。

しかし、「そのまま通過」はあり得ません。
成立の可否は、単純に賛成の多寡で決まるわけでもありません。
反対の声が多数届き、それを受けて野党側が論戦を挑んだ段階で、強行採決をしない限りは審議が続きます。勿論、与党単独(自公連立ですが)で過半数を制せて居ない以上、強行採決自体、今は使えません。
あとは、都側の滅茶苦茶な答弁にツッコミを入れてくれるちゃんとした議員さんがいれば、審議未了廃案(議論の末にこうなる事の意味は、「勉強して出直せ」です)に追い込めます。

要するに、オワタとか終了とか言っている人達への反論ですね。
とりあえず、議論・懸念が野党から表明されるだけでも、かなりの得点になります(研究会で議員さんが言っているとおり、児童ポルノ問題は「議論」する事自体がはばかられてきたわけですから)から、期待して見守りましょう。
Posted by snow-windsnow-wind at 2010年03月07日 21:35
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。