2010年04月18日

Angel Beats! 第3話 感想

Angel Beats! 1 [Blu-ray]
Angel Beats! 1巻 [Blu-ray]


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さて、第3話です。
例によって、総論とかは吹っ飛ばして、場面場面を追っていく事に。

校長室は「教員棟」にあったんですね。NPCの教員達は、教員棟にはいないのでしょうか?



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作戦会議時に使うソフト、ブリーフィングマネージャーのバージョンは1.02。ちなみに、今回の作戦ファイルは4GBで「11%受信中」の文字が見えます。ついでに、ウィルススキャンも。
プログラムも、記憶で創作された物なのでしょうか?それとも、ハッカー竹山が0から組んでいる?別カットでは、「all rights reserved」の文字らしき物も見えますね。彼のジョーク?それとも……

この辺も、世界の真相に絡んできそうですね。
天使もコンピュータを使っているという事は、第一段階の真相はもう見え見えな感じですが。勿論、裏の裏もあるのでしょう。


さすがに、KEYロゴなんかはギャグでしょうけど。



前回・前々回とアニメの表現を乗りこなせてない印象があった演出ですが、今回のこう言うシーンは上手いですね。リミテッドアニメーションでゲームの立ち絵演出を再現する(あるいは、ちょっと豪華にした)ような手法は、ゲーム畑ならではでしょうか。



ついでに、今回初めてスポットが当たったユイのサービスシーン(?)
一人一人、丁寧に印象づけていますね。この分だと、あと一話くらいで一通りキャラの把握がすみ、本格的に話が動き出すのでしょうか?


岩沢の過去(最期)は、ゆりほど陰惨ではない物の、何というか、どこにでも転がっていそうな、リアルな救いの無さ。過去の悲惨と本質的に出口のない怒りを陰とし、ドタバタの陽と対比させる手法が確立して来ましたね。この王道パターンで回していけば、今後大きく外す事はないはずで、結構感心しました。この時点で流れの型を作れているわけで。


「まるで悪役ね」
今回、天使ちゃんが初めて心情らしき物を吐露。この自嘲めいた物言いからすると、秩序を守る彼女の行動には、何か重い意味があるのでしょう。



でまあ、ライブについては、やはり綺麗で力が入っているのですが、視聴しているこちらは今一盛り上がらず。一応今回は、岩沢の思いが被さっているのでマシなのですが、シナリオ上は単なる陽動なわけで。

その後のバラード熱唱にしても、もう少し彼女を描写してからなら、多分もの凄い破壊力を持ったと思うんですよ。ですが、三話、ほぼ登場直後であれをやられても、ためが足りずに不発気味。画面の作り方なんかはかなり良いんで、非常に勿体なく感じてしまいました。


学園世界の中で明らかに異質な天使の能力が、パソコン内にデータとして存在する理由は……?開発したというのはともかく、それが「パソコン内」にある。これは、彼女の「能力」がどこかのゲームなりを参考に組まれたと言う事なのでしょうか?
しかしそもそも、あの世界が仮想世界で、想念の力は世界法則へのアクセス手段と考えた方が、すっきいするのも確か。
初めてまともに登場したNPCの教師達が、明らかに人間にしか見えない件と合わせ、謎は深まります。


そして、今回最大のポイントである、消える岩沢。
一見人生に満足して成仏したように見えますが、彼女が「そしてこれからも……」と言う言葉と共に消えたのが気になります。単純に考えれば、現世への帰還でしょう。ですがそうであれば、そもそも今まで生き返らない理由は無かったはず。生きる意味を山盛り抱えていた連中だからこそ、SSSに加入して反逆していたわけで。
「次の人生」への決意を得れば、転生すると言う事なのでしょうか?しかし、転生が仮にあると仮定しても、記憶も思いも引き継げない「現実」の仕様とぶつかってしまいます。さて、この辺をどう解釈するか?

それにしても、まさか、第三話にして重要人物が昇天するとは思いませんでした。昇天の設定を見せるにしても、てっきり従順な名無しの生徒を使うものかと。
しかし、これで一気に世界観が明確になって話が引き締まりましたし、上手い展開です。勿論、上で書いたように、描写不足で岩沢さんが勿体ない使い捨て状態になってしまっているわけですが。

これは、かなりシナリオラインが練られていると見るべきだと思います。色々な設定を詰め込んだ話をきちんと展開させるためには、逆説的ですが、こう言う詰め込みをせざるを得ないのでしょう。
やっぱり、最低2クール取るべき作品だったんじゃないですかねえ。何も、かの植民地独立ゲリラ闘争&政治陰謀劇のように、100話近くも取れとは言いませんから。


エンディングの画像からは、岩沢が消え、竹山が追加。これも、少ない労力で実に上手い演出効果を上げます。これから徐々に減って行くであろうメンバーの変遷を、エンディングで確認させられるわけで。心が動かないわけがありません。

さて、第三話が終わり、興味が義務感を上回り、「来週が楽しみ」と言う言葉の重みがどんどん増しております。いや、本当に期待できそうじゃないですか。



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